上司へのSOS | 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)闘病記

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)闘病記

日本の整形医学界ではまだ認知度が低いとされている筋筋膜性疼痛症候群(MPS)を発症してしまった僕の、これまでのあれやこれやをつづりたいと思います。記憶を辿りながらの為、不定期更新です。

2011年12月某日

病院に行った翌日、いつもの様に仕事がありました。接客業に携わっているのですが、立っている時間が長いので、脚の痛みはたまりません。

朝起きた直後は多少痛みが軽減していました。まだ坐骨神経痛についての知識に乏しかった為、何となくですが湿布を貼り、冷やさない様にとホカロンを装着(ムチャクチャですが・・・)しましたが、駅までの道程でもうダメです。激痛復活です。歩く時は当然ながら左脚は引きずりっぱなし。

「もう、今の仕事続けられないかもしれない・・・。」そんな思いが頭をよぎり、社内メールで上司に今の自分の体の状態について怒濤の報告。

僕が勤務しているのは中小企業の部類であり、僕自身は会社の黎明期から勤続10年超である為、比較的社長までも連絡が取りやすい環境にいるのです。(会社自体がオープンを求めて来るという社内風土が連絡の取りやすい一番の理由ですが・・・。)

僕から上司(社長・専務・課長)へのメール内容

「これこれ、こんな症状でして、これまでの様な業務パフォーマンスを発揮出来なくなってしまい、身の振り方を考えさせて頂けないでしょうか?」

なんとまぁ今にして思えばとことんネガティブ思考の情けないメールであった訳ですが、その時点の僕はかつてない、今まで味わった事のない痛みにさいなまれて恐怖のどん底におり、正常な精神状態でなかった事は否めません。

そうは言っても、仕事を休んでしまうのは複数店経営しているうちの会社、特に社員のシフトは他店舗と密接に連動しているシステムをとっており、運営に迷惑を掛けてしまう為、自分独りが急な長期休暇を取れない訳でありまして。

専務からの返答
「まぁ待て。社長からオススメの治療の先生をを紹介して頂いたから、まずはそこに掛かってみなさい。治療費は会社で出す!今お前に辞められては会社としても非常に困る!」

ま、マジっすか~!なんとまぁ、ありがたきお言葉!涙ちょちょ切れものの展開です!

こうして、「社長オススメの治療」と言うものがなんなのかさっぱり知らされないまま、1月初旬に3日間を予定して治療に臨む事となりました。


つづく