京都府南部で相次ぐ地震、2年前には群発地震も 専門家の見方は

2/16(金) 13:03配信

朝日新聞デジタル



14日の地震の各地の主な震度

京都府南部で14日と15日、震度3以上を観測する地震が相次いだ。 

気象庁によると、14日午後3時29分ごろに起きた地震では京都市伏見区で震度4、15日午前10時8分ごろにあった地震では震度3を亀岡市で観測した。 

震源地はいずれも府南部で、震源の深さは約10キロ。 

地震の規模を示すマグニチュード(M)はそれぞれ4・3と3・7と推定される。

府南部では2022年3月から2カ月ほど、震度3以上の群発地震が続いた。 

今回の地震の震源は22年時と非常に近い場所にある。

京都大防災研究所の片尾浩准教授(地震学)は、14日のM4・3は府南部周辺で起きる地震としては大きく、15日の地震はその余震とみる。 

同研究所が40~50年観測をしてきたなかではM5程度が最も大きいといい、「過去に近くで群発地震が起こったことがあるので、今後も注視してみていきたい。 備えを改めて点検してほしい」と話す。(北村有樹子)

朝日新聞社