2月11日よりネットフリックスで配信の始まった『こちらあみ子』の感想を書いていきたいと思います。

 

【広島の公立小学校に通う5年生の「あみ子」は、純粋無垢だが他人の気持ちが分からず、授業中に騒ぐ等、トラブルの多い少女だった。

同級生の「のり君」が好きだが、迷惑この上ない「のり君」。

家族が誕生日パーティーを開いてくれても、プレゼントのトランシーバーに夢中で、せっかくのご馳走を残す「あみ子」。

流行のトランシーバーは欲しかったが友達はおらず、「こちら『あみ子』」と呼びかけても、応答は返って来なかった。

妊娠中だった母・さゆりが死産した。

良かれと思って庭に「弟の墓」を作る「あみ子」。

それまで気持ちを押さえていた母は、墓を見て泣き叫び、以来、何も出来ず寝て過ごす状態になってしまった。

妹思いの優しい兄・考太も暴走族になった。

中学生になる「あみ子」。

不良の兄が校内で恐れられている為にイジメには合わないが、相変わらず友達はいない。

会社員の父・哲郎は、制服のまま寝て何日も風呂に入らない「あみ子」に、スーパーの惣菜を与えることしか出来なかった。

自分の部屋で聞こえる謎の音を、「成仏できない弟の霊」だと騒ぐ「あみ子」。

父は苦しげに「女の子だった」と告げたが、父の気持ちが分からない「あみ子」は、空想のお化けたちと無心に遊ぶばかりだった。

公立高校に進んでも、テスト中に「♪お化けなんかないさ〜」と童謡を歌う「あみ子」。

「あみ子」にしつこく絡まれた「のり君」は、耐えきれずに「あみ子」の鼻の骨が折れるほど殴りつけた。

諦めたように「引っ越そう」と話す父に、「離婚だ、離婚だ!」と興奮する「あみ子」。

部屋の物音は、ベランダに巣を作った鳥の仕業だった。

高校を中退し、父と二人で田舎の祖母の家に移る「あみ子」。

だが父は広島の家に帰ると言う。

「あみ子」一人が祖母の家に預けられたのだ。

朝の海岸でお化けたちの乗った小舟を見送った「あみ子」は、水が冷たいという人声に、元気に「大丈夫!」と応えるのだった】(Wikipediaより)

 

この映画を絶賛する方も散見されますが・・

 

自分は何とも言えません。

 

映画内でまったく触れませんが、たぶんあみ子は精神的な病気を持っているのではないでしょうか。たぶんです。

アスペルガーとかADHDとか。

 

ただ映画内で、その辺が語られていないので自分は評価できないんです。

普通の元気な女の子のお話しかもしれません。あまり周りが見えないってだけで。

 

お母さんが継母だっていうのも、一応子供たちに紹介する場面があるので、たぶん継母なんだろなってのが分かったりと、あまり説明をしてくれない、わりと不親切な演出が多いです。

 

あと、感想の中に、主演の大沢さんを絶賛し、将来が楽しみだ、みたいなコメントも多いのですが、自分は思いません。

感情がないんです。演技に。必要ないから。

楽しい、嬉しい、悲しい。

 

全部ないんです。

 

ただ大きな声を元気よく出すだけ。これって演技じゃないです。演出なんです。

彼女が感情を込めて演技をするシーンはありません。そういう子を演じているから。

 

井浦さんも出演されているのですが、大沢さんのせいでまったく目立ってません。ただのオヤジ。まぁラストに子供を捨てるくらいのクソオヤジなので、あの演技で良かったのかな・・。

物事に関心がなく、自分の事しか考えられない。そんな人だから、あぁなるのかなぁ・・

 

とにかく、全体的に気分が良くなる要素は何一つありません。

多分、精神的にどこかおかしい女の子が、周りをまったく気にすることなく生きていく。そんな映画です。

 

そして最後は一人になって終わり。幽霊達に自殺するかい?って誘われるけど、それすら理解出来てないで、また元気に帰って行く。そんな映画です。

 

マジで、気分が落ち込んでいる時には視聴しない方がいいです。自分は今から寝込むと思います。それくらい後味が良くないです。

面白くもないし、救いもないです。待っているのは孤独です。視聴するなら気を付けて視聴して下さい。

 

☆★★★★  星1