2年ぶりに、エクバラム遺跡(Ek Balam)に行ってきました!!!

 

というのも、

最近、エクバラム遺跡で大掛かりな発掘調査がおこなわれており、

新たに一般公開されているものが増えている・・・と

教えてもらったからです!

 

エクバラム遺跡の場所はこちら。

 

 

エクバラムは、このように二重で、壁に囲まれていた都市だったようです。

 

エクバラムの建設が始まったのは、紀元前300年から、紀元後300年の間だということで

かなり古い時代から人々が住み着いていたと考えられます。

 

最盛期は紀元後770年から896年ごろまでで、

当時はTalol王国と呼ばれ、

Ukit Kan Lek Tokという王の時代に最も力を持っていたそうです。

 

しかしながら、スペイン人が侵略してきた時には

すでに廃墟になっており、使われなくなっていたそうです。

 

丸く壁で囲われた中心地には

全部で5本のサクべ(Sacbe マヤの道)がつながっていました。

 

遺跡内には巨大なアクロポリスや、

マヤの遺跡には欠かせない球技場、

雨水を貯めるシステムだったチュルトゥン、

そして、ステラ(マヤ文字などが書かれた石板)も見つかっています。

 

また、巨大なアクロポリスの中からは、

王墓と見られる墓や、

漆喰で作られた素晴らしい壁面装飾が発見されています。

 

Talol王国の力は強大であり

またその芸術や工芸の影響力も強かったようです。

 

チチェンイッツァの初期の頃の建物には

エクバラムで使われているデザインや装飾、モチーフが

使われていたようです。

 

そういうわけで、

規模としてはそれほど大きい遺跡ではないのですが

(ウシュマル、パレンケ、チチェンイッツァなどに比べると圧倒的にコンパクトにまとまっている遺跡)

いろんな意味で、見どころが多く、

マヤの歴史上、非常に重要な遺跡であることがわかります。

 

個人的には、

いまだにアクロポリスの上に登れて

ジャングルを見渡せる、数少ない遺跡なので

非常に気に入っています。

 

とはいえ、

このまま遺跡保全の波が強く押し寄せれば

アクロポリスにも登頂できなくなる日が来るかもしれません。

 

今回行っている発掘調査は、かなり大々的に

アクロポリスを復元しているので

立入禁止区域が増えるのは必至かと思います。

 

とはいえ、その代わりに

立入れる場所が増えていたのが

今回嬉しいポイントでした!

 

今までは全く入ることのできなかったアクロポリスの裏側にも

道ができていて、

アクロポリス全体を見ることができましたし、

 

また、これまではただの山でしかなかった

アクロポリスの脇にある建造物2の周りも

遊歩道ができて、ぐるっと一周回れるようになっていました。

 

立ち入り禁止の場所が増えたとしても

今まで見られなかった建物を

ちゃんと見せてくれるようになるなら

このプロジェクトは大歓迎です!

 

*****

 

久しぶりにエクバラムに行ってびっくりしたのは

2キロほど手前の入口で

100ペソの駐車料金を取られること!

 

 

前は、こんな駐車料金取られなかったのに!!!と言ったら

2023年1月からスタートしたそうです。

やれやれ・・・

 

お金を取られる場所はこちらです。

 

 

お金を払ったあと、2キロほど走らせて

エクバラム遺跡入口の駐車場に車を止め、チケット売り場へ。

流石にこの駐車場ではお金は取られません。笑

 

エクバラムのチケット売り場はこちら。

 

今回、2年ぶりに行って、びっくりしたのですが

外国人の入場チケットが、なんと531ペソ!!

日本円だと、3800円ぐらい???

日本でお寺の拝観料でこんなに取るところあります!?

すごい金額!!

 

そして、メキシコ人でも、ユカタン以外に住んでいる人は

211ペソ(1400円ぐらい)

ユカタン州に住んでいれば、90ペソ(630円)

 

トゥルム遺跡なんか、

あんだけ観光客が来るけど外国人も90ペソで

めちゃくちゃ良心的じゃないですか?

 

私の場合、永住権を持っているため

FMカードを見せれば211ペソですが、

ありがたいことに、日曜日はタダ!!!

ということで、無料で入場できました♪

 

 


チケット売り場を出ると

お土産物屋さんが並んでいます。

 

チチェンイッツァほどではないのですが

客引きが結構強烈です。笑

 

チケットを見せる小屋が見えてきました!

 

エクバラムにも

QRコードを読むマシンが導入されていました。

前は見せるだけだったけど今回はちゃんと読み込んでました!

 

いざ遺跡へ!!

 

下記の地図で言うと、ちょうど真ん中の下の部分にある矢印の部分が

入り口になっています。

サクベ(Sacbe)と言われるマヤ道が続き、二重に囲われた壁の中に入っていきます。

 

壁・・・と言っても、現在はほぼ崩れていて

基壇しか残っていませんから

壁には見えないかもしれませんが・・・

 

壁を抜けて一番最初に見えるのが、このアーチです!

 

アーチといえば、ラブナ遺跡や、カバー遺跡

オシュキントク遺跡などが有名ですが

エクバラム遺跡にもあります!

ただし、他のアーチと違って、四方に入り口がついています。

 

こちらは正面からみたところ。

 

こちらは横から見たところ

 

上から見るとこんな感じ

 

なんとも美しいアーチです!

 

本日はこの辺にして

次回から、実際に中を見ていきます!