6/24水曜
病院の看護師さんが皆さんとても優しくて感動だったのですが、
特に私が手術した夜の当直の看護師さんが本当に優しくて、まめにこちらを気遣ってくださる方だったので救われました。
酸素マスクが暑くて逆に苦しいと訴えると外してくれましたが、
やっぱり酸素量が足りないとの事で、鼻から酸素を入れるカニューレを取り付けられました。
不快だったのは最初だけで、慣れたら全然平気になりました。
6:00
仰向けの辛さが強く、左脚のこわばり感もまだ強かったです。
お腹の痛みよりとにかく腰が痛くて、ベッドの角度を変えて、上のほうを上げてもらったら一時的には楽になったのですが、
医師が回診に来てくれた9時には腰の痛みが限界に。
回診後からすぐ歩行開始を指示され、マジですか!?と思ったものの、
とにかく仰向けから姿勢を変えたかったので、起き上がることが出来て嬉しかったです。
尿の管も抜いてもらいました。一瞬で抜いてくれたので少し痛かったですが大丈夫でした。これでトイレに行くには自力で歩かなくてはいけなくなりました。
私の胆嚢炎は壊疽性胆嚢炎(重症化して胆嚢の組織が死んでしまう状態)で、破裂寸前だったそうです。
医師に「手術して良かったよ、もう少し遅かったら手遅れになるところだった。」と聞き、
水美さんに命を救われた…TTと思いました。
観劇の予定がなかったら絶対、抗生剤で様子を見て…と手術を先延ばしにしていたはずなので。
これまで水美さんには何度も救われて来ましたが、今度は命を救ってもらったんです。。。
エコーにもCTにも写っていなかったのに、こんなに入ってたよ~と小さな胆石が沢山入った小瓶を見せてもらいました。
手術時間が長かったのは、胆嚢の状態が酷かったのと、その後の処置に時間がかかったそうです。
回診後、外科棟の4人部屋に引っ越しをしました。
10:30 水OKが出る。
歯磨きをした時に鏡を見たら、点滴のせいか顔のむくみが酷かったです。
12:00 昼食から食事開始。
いつも飲んでいる感覚障害の薬を飲んでいなかったため、一番種類の多い朝分の薬を昼に飲ませてもらいました。
本当は五分粥からの開始だったようですが、医師が「手加減するか~」と三分粥からのスタートになりました。
フエキのりを薄めたようなお粥の上澄みと、歯がなくても食べられそうな柔らかいおかずをこわごわ食べ、1/2ほど食べて終了。
食事中はグーッと差し込むような痛みがあり、その度に目を瞑ってお腹に力を入れてやり過ごしました。(これは入院中しばらく続きました)
14:30 痛み止めの点滴
飲み薬の痛み止めと両方でよく効きました。
16:00頃 先生が部屋に来られました。
血液検査、ドレーン(患部からの排液を直接ポットに貯める管)からの排液の生化学検査の結果は、全て良かったとのこと。
(胆嚢炎が他の臓器に影響していないということ。)先生「綺麗に洗ったからね~」と。
貧血持ちなのですが、Hbの値も10を超えていたとの事で安心しました。
明日ドレーンを抜きますとの事で、
『男はつらいよ』の寅さんが腹巻きに財布を仕舞っているように、
腹帯にドレーンのポットを入れておくのが結構わずらわしかったので嬉しかったです。
先生「(観劇)火曜だっけ?」
私「はい」
先生「退院、日曜になってもいい?」
私「はい、まぁ…」
先生「月曜になってもいい?」
私「え?」
先生「(公演)午後でしょ?」
私「はい」
先生「最悪、火曜の午前中でもいいな。」
私「え!?それはちょっとダメです!」
先生「ウソウソ。予定通り土曜日に退院できそうです。」
ホッ
14:30に痛み止めの点滴をして、15:30~16:30が特に効いていたように思います。
17:30頃 痛み止めがまだ効いていたので部屋とデイケアルームを2往復しましたが、
左脚のこわばりや異物感が酷く2往復でやめました。
その後痛み止めの効果が弱まってきて、差し込むような痛みが時々来ました。
明日からは痛み止めは飲み薬のみになる予定。
18:00 夕食 いつもの夕薬+ロキソニン
三分粥、おかず、完食。
よく病院食は不味いと聞きますが、私はあの薄味の素朴さが結構好きみたいです。
22:00 消灯
就寝前に睡眠剤ゾルピデム(マイスリー)を飲む。
就寝時、痛みはあるけれど右を下に寝返りが出来るのでかなり楽になりました。(クッション使用)
私は右を下にしか横向き出来ないので、(傷のない)左向きなら寝返りしてもいいですよ、と言われても出来ず不便でした。
6/25
4:30頃 トイレ(小)
いつもの起きたてのこわばりが酷い(なのでお昼寝もしません)のですが、なんとか自力で行ってきました。
気付くと点滴が外されていました。
再び寝る。
7時前 起床。トイレ 洗顔、歯磨き
2018年にリハビリ病院を退院した時は、全く外を歩けなかったので、絶対風邪を引けないと思い、
私は起きたら何か口にする前にすぐ歯磨きをします。おかげで風邪ゼロです。(外に出ないというのもあると思うけれど)
朝食前に、別の男性の先生が傷口を見に来てくれました。
今日ドレーンを抜くとの事で、「問題が無ければ明日退院しましょう」と言って下さりました。
8:00 朝食 いつもの朝薬+ロキソニン
今日から五分粥。下の方に柔らかーい米粒は残っているけれど、まだフエキのり。
牛乳は飲みたくなかったけれど(必ずお腹を下す)、看護師さんに「オナラはでましたか?」とやたらと聞かれるので、
これを飲んだら一発だなと思い全部飲みました。
9:20頃 オナラがやっと小さく出る
9:50 飲み薬が効いて患部の痛みがなくなる
10:20 ドレーンを抜いてもらいました。「ちょっと痛いですよー」と抜糸されたのですが、
もっと痛い経験をさんざんしているので全く余裕でした。
10:35 杖で20分間歩行。
ドレーンを抜いたからかだいぶ楽。歩行中、食事中のような差し込む痛みが時々ありました。
20分でも汗が流れるほど暑かったです。
その後、看護師さんが服帯を取ってくれたので涼しく快適になりました。
12:00 昼食 いつもの昼薬+ロキソニン
甘いものを全く口にしていなかったので、みかん缶が美味しかったです。
普通の米飯になりましたが、柔らかく炊いたベトベトのご飯で、硬めが好みなので1/2残しました。
昼食後すぐにトイレ(大)。汚い話で申し訳ありませんが、手術後初めての便でした。
最初は普通で途中から下したような。痛くはありませんでした。
18:00 夕食 いつもの夕薬+ロキソニン+クラビット錠
お昼にご飯を半分にしたせいかお腹が空いていて、完食しました。
夕食後は割と暇(と思えるほどに回復)で、ゲームをDLしたり、親友とLINEしたりしていました。
22:30 就寝 寝るまで体調は安定していました。
6/26土曜
3:30頃 トイレ(小)
7:00頃 起床 トイレ(小)
右側にマラソン後の脇腹痛のようなものがあり心配でしたが、後で先生に話すと、
「そういうこともあるだろうね」くらいの感じだったので安心しました。
8:00 朝食 いつもの朝薬+ロキソニン
牛乳は飲みませんでした。
最後に先生が来てくださり、傷の状態を確認して、
へそより上の3つの小さな傷には肌色のテープが貼られ、自然に剥がれてきたら取っちゃってもいいけれど、
取れないうちはそのまま貼っておいてください、と言われました。
へその傷とドレーンの傷のところにはガーゼ付きの白い大きめ防水テープが貼られ、
シャワーの時に剥がして軽く洗い、また同じような市販のテープを貼ってくださいとのことでした。
ドレーンの傷から液体が溢れるように出るようだったら市販の大きめのガーゼを貼ってくださいと言われましたが、
ほとんどなかったのでやらずに済みました。
自宅にあった大きめのガーゼテープを張り替えていたのですが、肌が弱いので粘着部にかぶれてしまい、
後からは普通の絆創膏を貼っていました。
11:00
夫と娘が迎えに来て、精算を済ませてくれて、
薬剤師さんから数日分のロキソニンとクラビット錠をもらい、退院しました。
トイレや洗顔、歯磨き、ベッドから棚への移動など、わりと小回りに動くことが必要だったので、
水美さんのために歩く練習をしてだいぶ歩けるようになっていたのが、色んな場面で活かされ、それも水美さんに感謝でした
にしても、3日間も絶食したのに、家に帰ってみると体重が2kgも増えてました…恐るべし。
追記
7/3土曜
退院後初の診察
傷はまだ少し痛みますが、貼ってるテープが痒いと言うと、すべてのテープを取ってくださりました。
シャワーの時に傷を軽く洗った後、赤くテープかぶれしている部分に保湿剤などを塗るといいですよとの事でした。
胆石が胆管に落ちてたりすると厄介とのことでしたが、
血液検査の結果を観る限りその兆候はなく、良好に回復しているということで、
なにかあったら来てくださいと、治療はすべて終了となりました。
取った胆嚢の画像を見せてもらいましたが、色が黒くて見るからに病変している感じでした。壊疽性胆嚢炎、平たく言うと胆嚢が腐っていたそうです。怖い。悪性の初見は見られないとの事がせめてもの救いです…🥲
退院直後は食べたら出る、食べたら出る、というようなお腹がゆるい状態でしたが、一週間くらいで徐々に落ち着いてきました。
あくびをすると傷に響くので思い切りあくびが出来ません。→翌日7/4からあくびをしても平気になりました。
手術から二週間、まだ傷は触れたりちょっとした動きで少し痛みますが、日々回復しているのを感じます。
生活も全く日常通りです
観劇も出来て、融通の利く病院、お医者様に出会えて本当に良かったです🍀
何より水美さんに大感謝😭💚