第2弾 教えてぴーふぁす先生。

昨年に引き続き、京都大学の原田先生をお招きして勉強会。

教えてぴーふぁす先生 原田先生の講演会 | ~なないろ通信~ 古川明美 (ameblo.jp)

今回は2日間で3回も開催し、多くの方に参加して頂きました。

 

 

勉強会の初日、偶然にも同会場で各務原市水質改善対策会議が開催されました。

 

 

私は、午前中原田先生のお話を聞き、水質改善対策会議を傍聴。

そして翌日も原田先生の話を聞く。

 

水質改善対策会議には学識経験者5名と環境省と県の職員がずらっと並んでいる。

今後のPFAS汚染の処理、上水道をどう考えるか長期的対策に向け専門家の意見を聞いていく。

専門家からは、水の流れを詳細に追って調べることや

PFOA.PFOS.PFHxSだけでなく幅広く種類をみながら評価することなど、今後の調査のあり方について意見がでる。

 

しかし、2002年からPFASの研究をしている第一人者である原田先生の話を聞いたあとなので、専門家の意見が物足りなく感じた。

原田先生が、すでに先駆けて調べてくれてる事実がいっぱいある。

なぜ、ここに原田先生がいないのだろう?

今、同じ各務原市にいるのに、残念で仕方なかった。

 

長期的水質改善対策。

新水源地候補の抽出につては、4つの候補をコンサルが説明。

 

 

水源種類別に概算の整備費を算出し、水質や水量、その他条件を調査整理し検討していく。

とてつもない費用と工事が必要なことだけがよくわかった。

 

新聞やテレビの報道では市長が話している映像が映っているけど、市長は最初の挨拶で退席

会議には全く参加していません。

 

 

こんな大切な委員会なのに、一緒に共有したい、学びたいって思わないのかな? どんな公務があったのか分かりませんが早々の退席に驚きました。

 

原田先生の講演会と水質改善対策会議

どちらも参加して感じたこと 

会場の空気が全く違うんです。

それは何だろう?と考えると、危機感の違いだと思った。

危機感の違いは、市民の生の声を受け止めていないからだと思う。

市民説明会も開催せず、逃げてばかりの行政。(私の主観)

私たちは10カ所以上で市民の生の声を聞いてきた。

この差は大きいと思う。

 

今年も各地でPFASを考える会開催 | ~なないろ通信~ 古川明美 (ameblo.jp)

 

 

原田先生からのお話。

 

国の暫定目標値50ng/L は暫定です。

ただちに健康被害があるわけではないとか

食品安全委員会の基準を言訳にしないことが大切。

 

健康への影響は急性の症状ではない。

血中濃度の高い人と低い人で、どんな症状があるのかリスクを見ていくことが大切。

 

食品安全委員会の姫野座長が

「100点満点の数値だとは思っていない。大丈夫ですよと言っているわけではない。データがないので判断のしようがないという欲求不満はずっと感じてきていた。」と発言しています。

 

 

原田先生のこれまでの調査研究、海外での実績など、ありとあらゆる情報をまずは知ること。

水質改善対策会議の学識経験者も指摘されていましたが

とにかくデータを積み上げていくことが必須です。

すでに原田先生が研究されていることは参考にしないと勿体ない。

 

 

独自の調査では、環境・未来・各務原の小川さんと杉山さんが水路の水を採水し、原田先生が調べてくれた結果が発表された。

 

 

 

 

自衛隊基地の西側水路では国の暫定目標値18倍超の濃度が検出されました。

 

自衛隊より東にある炉畑遺跡公園付近の濃度も高い。

これはどういうことなのか?

表をみると、炉畑の検査結果から6:2FTSは検出されていない。

6:2FTSは 代替泡消火剤の成分。

つまり、炉畑は泡消火剤以外の原因が考えられる。

 

 

水質改善対策会議では、市の対策が国や他都市でも使える情報モデルとなるもの作りたいと言っていた。

そうであるなら、72000人も対象者がいるのだから市が治験を作ればいい。

健康対策のモデルも目指して欲しい。

 

費用についても、汚染源者負担ということも出てくるがナイーブな問題がある?みたいなこと言ってた。

土壌調査とか必要とあればとかよく聞くけど、必要に決まってる。

原因はまだ特定できてないとか聞く度に、本気で原因特定する気ある?と疑問にもなる。

民間だったら、原因の発生者が保障することが当たりまえだけど、国が絡むと結果の責任を負わないことが多い。

何事も自分のお金だったら、必死で原因特定するけど、税金は市民のお金だからね。

なんとなくノラリクラリ感が否めない。

 

くれぐれも、原因究明や原因除去をしないでも済む無難な「対策モデル」とならないよう、国に利用されるようなことがないよう注視が必要。

 

市は、国の暫定目標値50ng/L以下になったから、小中学校の浄水器を取り外しました。

50ng/L以下なら安心みたいな雰囲気ですが

PFOA、PFOSと、新たな禁止PFAS、PFHxSを合計すると31ng/L越える時もあります。

残留性の高いPFASの血中濃度を下げるためには、これ以上入れない事しかない。

そのためには限りなく0を目指すことが大切です。

 

各務原緊急事態宣言!

PFAS問題は始まったばかり。

市民の皆さんと声を上げていかないと行政は動かない。

水道料金値上げ費用負担でOKとするか、健康対策も治験がないから自己管理でOKとするかも、結局は市民の動き次第と痛感した2日間でした。

 

原田先生ありがとうございました。