夢フォーラム各務原! 

市民の皆さんと一緒に学びを重ねていく会です。

記念すべき第一回の講演会は

 

公教育が変わるとき

~インクルーシブな学校とは~

 

講師は世田谷区立桜丘中学校前校長 西郷孝彦 先生。

 

 

東京・世田谷区立桜丘中学校には校則がありません。

定期テストもなければ

宿題もありません。

チャイムもならなければ

教員が生徒を強い口調で叱ることもありません。

他の中学校にある「当たり前」が何ひとつありません。

服装も自由、髪型も自由、

おまけに授業中の昼寝も、廊下での勉強も自由。

みんな自由に意見を言い合い、

その議論で学校が変わり続けています。

教員も変わりました。

地域も保護者も変わりました。

何より子どもたちが一番変わりました。

子どもたちは、抑えつけられていた本来の自分をここで取り戻したのです。

特別なことはしていません。

大げさな教育理論もありません。

すべての子どもたちが3年間を楽しく過ごすにはどうしたらいいか。

そのことばかり考えていたら

ちょっと変わった学校になりました。

(西郷先生の著書 校則をなくした中学校 たったひとつの校長のルールより)

 

そんな桜丘中学校の教育目標は

すべての子どもたちが3年間を幸せに過ごす

 

こんな基本的な目標を掲げないと危うい現状の日本。

 

 

子どもは死んじゃうくらい困っていても、自分から言わない。

身近な生徒の自殺から

先生は子どもの命を守ること、二度と亡くなる生徒を出したくないと思ったそうです。

 

子どもの教育において第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、人生が楽しいということを、体に覚え込ませてやること

やりたいこと 好きは心の支えとなります。

 

一度でもナマで幸せを体験していれば

コトバの幸せの嘘に だまされることはない

(谷川俊太郎さんの言葉)

 

西郷先生が母の愛を感じた時のエピソードを聞きながら

私も幼少期の記憶が蘇り、涙が溢れてきました。

こんなに愛されている。

その記憶が生きるよりどころとなる。

 

先生の優しさが伝わり、子どもの頃にこんな先生に出会いたかったと思いました。

 

以下記憶に残った言葉のメモ

 

・一人でも困っていたら、一人のために環境変える。

実はそれが全員のためになっている。

 

・遅刻という概念がない国がある。色々なこと、当たり前ではない。

 

子どもと一緒に生きることで、子どもが何に悩んでいるかを感じる。それができる先生が、本当の生活指導。怖い生活指導ではない。

 

・障がいのある人が困難を感じる社会の理由は、社会がマジョリティ特権者仕様に作られているから。

特権を自覚することは風間先生のお話とも重なった。

LGBT講座 風間先生と必然の出逢い! | ~なないろ通信~ 古川明美 (ameblo.jp)

 

 

・人間の作った音の中で、毎日決まった時間に鳴るチャイム。あれは最悪。あれを毎日、日本中の子どもたちが聞いているかと思うと悲しい。(坂本龍一さんの言葉) 

 

特別支援学校なんて必要ない。特別な配慮が必要な子どもたちにとって過ごしやすい環境は、全ての子どもたちにとって過ごしやすい環境。桜丘中はその環境がある。

日本の特別支援学校は国連から勧告されているけど、日本は無視している。

 

校長会は根回し会。他の学校の状況聞き、一緒にしましょうと合わせていく場。

 

保護者の対応を先生にさせない。それは僕の仕事。学校教育法に保護者対応は書いてない。しちゃいけない、させちゃいけない。法律違反だから法律を守る。

 

・年間生徒一人に130万円かけている。不登校の子は0だよ、サービス受けてない。税金払ってるから、そのお金返してもらうといい。そのお金でフリースクールいけるよ。

 

・新しいことやるとだいたい失敗する。でも、なんにもしない失敗よりまし。定年までは何にも新しいいことしなくて、失敗をしない。そんな校長には、給料出さない。先生たちには、失敗たくさんしなさいと言い、最後は僕が責任取ると伝える。

失敗しても何かが得られる。何にもしないと、何にも得られない。

 

先生の話を聞き、不登校特例校を増やすのではなく、公立の学校が変わることが大切だと、改めて思いました。

 

冒頭で各務原市の教育の課題についてお伝えしましたが、これまで訴えてきたことや、基本的な考えは先生の思いとほぼ同じであると思いました。今後も、先生に相談しながらできること考えていきたいです。

 

 

 

今日は約60名の参加。

皆さんと学べたこと本当に嬉しかったです。

ご参加ありがとうございました。

 

 

 

過去のブログ 西郷先生の講演会

これからの学校教育を考える | ~なないろ通信~ 古川明美 (ameblo.jp)