先日は、南流山地域図書館赤ちゃんおはなし会のミニクリスマス会で、仲間に「いちご」(平山和子さん)を読んでもらいました。

その際「読み終えたら、いちごが盛ってあるページを開いて、親子一組一組の前に持っていって「さあどうぞ」と差し出してください」とお願いしました。

 

私これが大好きなんです。

 

普段、絵本を読む場合には、脚色はなし、自分は黒子、絵本そのままを聞き手に渡すよう、心がけていますが、

赤ちゃん絵本に限っては、お子様とのコミュニケーションツールと思っています。

ですので、本来、赤ちゃん絵本は、おはなし会で読む、というよりは、一対一で読むものですね。

ただ、絵本のことを知らない保護者の方に、とっかかりとして「絵本を読むと赤ちゃんはこんな反応を示すんだよ、こんなに素敵な絵本があるんだよ」と紹介することができるので、そういう意味で、意義はありそうです。

 

そんなわけで、つくんこ♪わらべうたでは、コミュニケーションを取ってもらいたくて

「くだもの」「やさい」「いちご」(平山和子さん)、「おべんとう」(小西英子さん)など、私の大好きな作家さんの、おいしそうな絵本を読んだ後には、盛ってあるページを開いて「さあどうぞ」と一人一人に差し出します。

「さあどうぞ」というと、みんな、ページに手をのばすんですよねー。

その時のお母さんとお子様のお顔がものすごくいいんです。

お母さんが「どれにする?」と優しく話しかけ、お子様も数ある中から一生懸命選んで、まねっこで食べてくれる、その親子のやり取りが素敵です。子どもも本気でまねっこで食べてる姿が愛しくて。

 

今回読んでくださった方は、「さあどうぞ」初体験の方でした。感想を聞きそびれてしまったのですが、どうだったかな?

親子の幸せのおすそ分け、してもらえたかな?