久しぶりに東海道線の下りホームにある大船軒に行く事にする。
食券を買おうと思ったらラーメンがある。
考えてみれば一度大船軒のラーメンを食べた事がない。
今日は大船軒のラーメンを食べる事にする。
店内は私一人。
店員さんはラーメンを茹でる。
見たところソバを作るのと同じ。
少し茹で時間が長いか。
あっという間にラーメンが出て来た。
焼豚、シナチク、刻みネギと海苔が入った中華そばである。
先ずはスープをいただく。
少し甘みのある優しい味だ。
麺は少し細目の縮麺。
スープが絡んで実に旨い。
結構レベルの高いラーメンである。
焼豚もシナチクも悪くない。
これで390円!
かき揚げそばよりも安いではないか。
大船軒は何を食べても旨い。
駅弁は鰺の押し寿しが有名だが、鎌倉ハムを使った日本最初のサンドイッチ弁当も美味しい。
何といっても大船軒は明治31年創業の老舗だ。
崎陽軒と大船軒は神奈川二大駅弁屋だと思うが、崎陽軒は戦後創業。
大船軒はこの下りホームだけではなく、大船駅構内に大きな店舗があったのだが、JR系の濱そばが入居した為に追い出されてしまった。
だから大船軒のソバが食べたくなったら下りホームに降りなければならないのである。
何時も腹立たしい気分で濱そばを睨みつけている。
スープを飲み干し完食。
大船軒のラーメンは旨かった。
シンプルだが十分旨いラーメンだ。
やはり大船軒には不味いものはないのである。