ペットの低温やけど | つきしま動物病院★ブログ

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そろそろ本格的な冬に突入し、ワンちゃん・猫ちゃんのために
こたつや湯たんぽを出してあげようかな、と準備し始める時期ですね
 
しかし、暖房器具はときに火傷の危険をもたらします
 
気を付けているから大丈夫、といっても
火傷よりも恐ろしい「低温やけど」の可能性を見過ごしてはいませんか

 

低温やけどはその名の通り、火傷するとは思えないようなほんのりとした熱を持つ物に、長時間触れることで起こります
 
具体的には、44の暖房器具に34時間程度触れることによって低温やけどを発症します。また犬猫の体温は38度ほどで、これより温度の高い物に触れるときは、必ず低温やけどのリスクがあるということです。
 
特に猫ちゃんは、熱を感じにくいため要注意です!!

【症状】

軽度:皮膚の赤み、ヒリヒリとした痛み
中度:水膨れ、腫れ、脱毛、炎症(ジュクジュク)
重度:皮膚がむける、壊死、白っぽくなる、出血

低温やけどは普通の火傷より治りが悪く痛みが長期化しやすいのが特徴です。

 

低温といっても火傷ですから、気が付いた時点で

すぐに冷やしてあげることが大切です
 
できるだけ長い時間、目安としては10分以上冷やしたタオルなどを当てておきましょう その後、なるべく早めに病院にいらしてください