煌夜祭/多崎礼 | 月並みなログ

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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。



2024年最初に読み切った本は、『煌夜祭』(多崎礼 作)です。

架空の世界の語り部2人が、魔物に纏わる話をお互いに語っていくというファンタジー小説。


Twitter(現X)のフォロワー様の紹介文を読んで、面白そう!と思ったのが手に取ったきっかけでした。文庫本なので、実家に帰るお供にぴったりでした。


第五話『王位継承戦』における、エンとクォルンの交流と、彼らの関係性がいちばん心に響きました。クォルンは特に、前のお話で子供の頃のことが語られていたので、感情移入しやすかったです。


ただ、私がカタカナの国名や名前が苦手なせいで、誰が誰やらとこんがらがることが多かったです。

特にこの小説は、別の話に出てきた人が後の話に再び登場するということも多かったので。そういうところが面白い部分ではあるのですが……!


さくっと読める幻想的なファンタジー小説が読みたい、という方にオススメの1冊です。あと、小説を書いている方はあとがきも読むことをお勧めします。勇気づけられます。