感染日記②。 | 苦SMILE!

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さて、こうして始まった療養生活。

 

正直、11日と12日は記憶も曖昧なほど

意識が朦朧としていた。

ワタシは発熱に加えて、下痢や嘔吐の症状もあり、

咳がひどくて夜も眠れない。

 

2日ほど早く発症しているツレの症状が

ほんの少し落ち着いて、

とにかく札幌市が公開している、

あらゆる連絡先にPCR検査を受けられる場所を

問い合わせるが、けんもほろろ。

 

私たち、まあまあ高い税金を払ってますけど

この扱いですか、、、と文句の一つも

言いたくなる状況ではあったが、

電話の向こうの人も好きでこんな対応を

しているわけではないだろうし、

できることなら、

こちらの要望を聞いてあげたいという気持ちも

まったくないわけではないはず。

悪いのはウイルスだと言い聞かせて、

根気よく、電話をかけ続けるツレの様子を

グダグダの状態で見守っていた。

 

午後になって、

WEBサイトの片隅でリンクも貼られていない

電話番号を見つけ、ダメ元で連絡してみると、

ようやくつながったという。

 

「妻には持病があって、

肺炎になったら取り返しがつきません」

ってなかなか演技派(笑)。

少々、大袈裟な気もしたけれど、こうでもしないと

事態は動かなかったかもしれない。

 

ウイルスを連れてきたのはアンタですから!!!という

言葉を時々投げつけながら、

尻を叩いた甲斐あって、

翌2月13日(日)、私たちはドライブスルーで受けられる

PCR検査を予約することができた。

会場は非公開。

まるで謎解きゲームの主役にでもなった気分だ。

 

ワタシがこんなに家に篭るのも、

夫婦がこれほどまでに長い時間を共有するのも

とにかく初めてのことで

ウイルスよりも、ストレスで病気になるのではないか…と

一瞬、考えたけれど、今回は

カラダに受けているダメージのほうが明らかに勝っていた。

背中が痛み、起きているのがつらくて、

横になると少し落ち着く。

が、今度は咳が止まらなくなって…の繰り返し。

 

さらにタイミングの悪いことに、

締め切り間近の仕事を抱えていて

起きている時間はずっとパソコンに向き合って

関係者からの連絡に対応しなければならない。

 

感染したことは

ごく身近な仕事仲間にしか伝えていなかったので

それはもう容赦がなかった(笑)。

 

 

瀕死、、、

 

ちなみに普段は飼い主のいない部屋でのんびり寝ている

犬たちの戸惑いも大きかった。

ワタシたち家族は、ほどよい距離感の上に成り立っていることを

実感した数日間だった。

 

そして2月13日(日)。

南区のとある場所で、PCR検査を受ける。

クルマの窓は指定された場所以外では開けられないので、

防護服を着た係の皆さんが掲げる

スケッチブックに書かれた指示通りに前進。

 

「試験管に唾液を入れ、

完了したら右にウインカーを出してください」

 

もう仰せのとおりにいたします。。。

 

続々と指定の場所にクルマが入ってくる様子は、

感染者の急増を肌で感じる光景だった。

 

 

→続く。