雨がしとしと金曜日

いつもなら週末の有名スポットに行く事なんて無いけど、雨の日にわざわざ釣りしに行くタチウオ釣り客は少ないやろうと考え、ちょこっとワインド投げに行って来た。

案の定、ポツポツと釣りするスペースがあったんで、その中の一つをチョイスして釣座を陣取る。

10分ほどして、僕のすぐ隣にタチウオ狙いの奴がやってきて、無言で黙々とシャクり出す。

他にも空いてる所があるんやから離れてやればいいのにとは思ったけど、よっぽどその場所に執着があったんやろうな。

シャカシャカシャカ、僕も奴も一定のリズムで竿をしならせ、タチウオがワインド食らいついてくる瞬間を心待ちにするが、どちらのロッドにもその瞬間はやって来ない。

ヤツより先に、僕にヒットしてくれさえすれば今年はもう魚は釣れなくてもいい、極度に張り詰めた空気の中で、僕はそう祈り続けた。

その祈りは虚しく掻き消され、最初にロッドのフッキング音を響かせたのは奴だった。

僕は何事も無いよう装い、平然とロッドをシャクる振りをする。

この場で用事を思い出した振りをしてその場を立ち去り、バトルをノーカンにしても良かったが、先にポイントに立っていたのは僕、逃げる道理がない。

決意を決め、ヤツに追い付く為の1匹目を狙う

ガツン!

ついに、念願の1匹目が、僕のロッドを曲げた

ここで気をつけなければならないのは、嬉しさのあまりに焦って変な行動を取ってしまえば、僕が最近になってようやく普通にワインドが出来るようになったド素人だと言う事がバレてしまう。

だから僕は呼吸を整え、いつもこうやって段取りしてますよ〜的な空気を醸し出しながら、冷静にタチウオを袋の中に入れた。

さあ、これでイーブンとなった訳だが、ここからが本当の勝負である。

お互いに意識どころか存在すら気付いてない風を装っても、僕とヤツの間で渦を巻いてる空気は隠せやしない

ヤツもそれを意識してなのか、豪快なフッキング音で僕を挑発してくる。

いや、挑発と言うよりは陽動と言うべきか。

中々に厄介な相手だ

また暫くして、ヤツはフッキングらしき仕草で僕を陽動する。

なんかムカつくから、僕もフッキングの真似でもしてやろうかと思ったら、2匹目は僕のルアーを食って来た


ここで迷わず勝ち逃げの準備に入り、慌てて車のエンジンを掛けて逃亡。


しかし、なんで隣に無愛想な奴が来たら変な闘争心に火が付くんやろうなぁ。

え、僕だけ?

まだまだ心にゆとりがないなぁ!

でもまぁ、タチウオ釣りは人間模様も面白いから飽きないかもしれん。



そして今日はサゴシを狙いつつシーバス狙い。

現場に入るや否や、いきなりのボイル
でもまだセットが出来てなかったんでボイルには間に合わず。

今日はあちこちで小魚のボイルがあったけど、サゴシなのかサバなのかシーバスなのかはよく解らん。

メタルジグで各レンジを段階的攻めて行き、それが終わればメタルバイブなんかで違うパターン攻めて行く感じでやってみたが、なかなか結果が出ない。

メタルジグをサバが追い掛けて来たのを確認したし、ナブラの正体はサバであると勝手に断定してシーバス狙いに変更

試してみたかったのはあの噂のVJ−16

淡水河ブラックやんかいさ

少し濁りもあったから、きっとこいつが活躍してくれると信じてキャストする

そしたら5投目くらいでいきなり反応があった

あと、これがサゴシが吐き出したベイト


サバとかボラが淡水河ブラックにhitしたんならネタにもなるけどさ、こいつとかタチウオは洒落にならんからマジでやめてほしい。

早速千切れそうになっとるし、こいつらが幅利かせてる時期に限定モノなんか使っちゃいかんねぇ。
てか、サゴシは光り物を好むって設定はどこ行ったんじゃコラ

今日はこれ以外に反応が無かったので終了。

今年はタチウオもサゴシも数釣りできるように精進して行きとうございます。

次の平日休みはまた深日に行ってみっか