原子力発電を反対する理由は大きく三つあります
 
使用済みMOX燃料初取り出しへ
行き先なく原発で長期保管か
2019/11/30 05:43 (JST)11/30 05:44 (JST)updated
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https://this.kiji.is/573246403648701537?c=40245355334500353
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 プルサーマル発電をしてきた四国電力伊方原発3号機(愛媛県)と関西電力高浜3号機(福井県)で、使い終わったプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が取り出されることになった。伊方は12月下旬、高浜は来年1月上旬に始める定期検査で原子炉から出す。プルサーマルで使用済みMOX燃料の取り出しは初。両社が30日までに明らかにした。
 政府や電力会社は、「核燃料サイクル」の一環として、普通の原発でMOX燃料を燃やすプルサーマルを進めている。使用済みMOX燃料も再利用する構想だが、再処理できる施設がなく行き先は未定のため、原発で長期保管される可能性が高い。
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 原子力発電を反対する理由は大きく三つありますがその一つがこれ。発電後に生じる核廃棄物の処理方法が未解決のまま発電され、核廃棄物が増え続けること。
 
 じゃぁ、原子力発電反対の理由は3つというのは、なにか。
 1.核廃棄物の処理方法が未解決で問題を先送りしかできない。
 2.原発事故の規模と被害が大きすぎる。
 3.原発事故の被害者の保障がまったくできていない。
 1についは、まさにこれ。
 もちろん、まったく無策というわけではありませんが、原子力発電で1ど使用した核廃棄物を再利用する高速増殖炉「もんじゅ」がありますが、、多大な資金を投資したにも関わらず、安全性の不備が訴えられ、廃炉が決まってしまいました。
 つまり、再利用はできなかったということになります。
 じゃぁ、安全に廃棄できないだろうかということで考えるのは当然です。
 宇宙に廃棄というアイディアはありましたが、ロケットで打ち上げ失敗したら、原発事故どころではない大問題があります。
 では、現在どんな案があるかといえば、地中深く埋める事が挙げられます。
 実際、他国ではそうしているという事例もあります。
 では、日本も・・・。
 というわけではありません。
 そもそも、日本は昔から存在した島ではなく、地殻変動により隆起してできた地震によってできた国です。
 地震や災害の多い日本で、本当に安全に使用済み核燃料を埋めることができるのかといえばまず、無理でしょう。
 そもそも、東日本大震災すら想定外の大災害ですし、想定外のことは当たり前のように起こっています。
 海外にお金を払って・・・。これは利己的すぎて、人道的に論外でしょう。
 まさに、核廃棄物の処理方法が未解決で問題を先送りしかできないといわけです。
 原子力発電をし続ける限り核廃棄物が出るが、処理方法が未解決。
 冷静に、論理的に考えれば賛成できるはずもありません。
 2と3については、東日本大震災の原発事故関連で説明するまでもないでしょう。
 ところで、核兵器は使用されれば、意図的に原発事故を起こすようなものです。で、その昔、各事件は地上で行われていました。
 癌が増えたのは、長寿になったからというのもあるかもしれませんが、地上で核実験をたくさんして、放射性物質を世界中にばらまいた影響もあるといえなくもないですね。