「雄の性器は鉄砲だ。」

「絶頂フェラ2本すんで。」

「変な姉ちゃんアレに狂ってセックス乱交。」

 友美は図書館で勉強をしていた。軽い疲労を覚え伸びを一つ。時計を見上げると午後2時を少しまわったところ。
 今日はなんだか勉強に身が入らない。こういう時はさっさと切り上げた方がいい。友美は教科書を仕舞うと自転車に跨がり図書館を後にした。

 ペダルを踏み込むと全身に心地よい風を感じる。このまま少し遠くまで行こうかしら?そんなことを考えながら自転車を走らせていると、公園のバスケットコートに人集りが出来ている。普段からストリートバスケに興じる者は多いが、ここまでの盛り上がりを見せることはない。
 好奇心に駆られ自転車を止めると、そこにはボロ雑巾のようになったボロ美海がいた。

「美海?」

「相手はゴル星人か。」

「ふっ、面白い。」

 丁度、退屈していたところだ。久しぶりに腕が鳴る。友美は逸る気持ちを抑え、悠々たる様で公園へ足を踏み入れた。