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2007-04-24 10:16:20

■ファミリー/再会のとき

テーマ:映画

■A Family Thing

●映画館での上映がないまま、ではビデオかDVDと思っている人には時折ユーズドのビデオが一万円を超え…呆気にとられる事があるだろう。いくらなんでも、希少価値だとはいえ、あんまりな価格じゃないかい、とぼやくデスよ。そーゆーのが最近、何本かあって困ったゾ。適正価格ちゅうもんがあるだろーにサ。

さて、今はビデオ等、レンタルで探すしかないかもって映画だが、たまにはいいか、と。
原題が「A FAMILY THING」、邦題「ファミリー/再開の時」。原題も邦題もどっかで聞いたような部分が気にかかるまま、これも国内上映されなかった作品。

監督は、リチャード・ピアース。製作陣にはランダ・ヘイズン(!)や本作の主役ロバート・デュヴァルの名も。これはネ、脚本がビリー・ボブ・ソーントンなの。ビリー・ボブ・ソーントンが脚本・監督・主演やった
「スリング・ブレイド」 の中で、主人公の父親を演じたのがロバート・デュヴァルだったことは、それに以前に制作されたこの作品に機縁するところ、だと思っているんだがナ。

物語の舞台は、まずは南部アーカンソー。そこで生まれ育ったはずの白人男アール・ピルチャーJr.。すでに彼自身が60代を迎えた年代であれば、南部の白人社会の中で刷り込まれた人種に対する頑なな考え方もあるだろうって話。
ましてやトラクターのレンタル店を営むというからには、周囲一帯の農家主などを相手に商売してきたって背景が浮かんでくる。で、アールの母が亡くなる。



そして、何故か…人を介して届けられた母の遺書…そこには驚くべきことが書かれていた。
アールが母と思っていたはずの人は、実は育ての母で、実の母は既に彼を産んだ後に、産褥熱で亡くなったというのである。しかも、実母は黒人だった。彼は父が黒人女性に産ませた子で、生まれた時に肌が白かったことから引き取って育てたのだという。さらに、シカゴで警官になっている黒人の異父兄がいるから会いにいけ、というのである。

アールにとってはまさに青天の霹靂!気持ちはパニック…しかし、父も認めたのだから事実に違いないのだろうと、不可解な面持ちでじっと己の白人そのものに見える顔を眺め…全く違った視点でこの世界を生きて、60年だぞ!…で、田舎から一人で兄のいるというシカゴへ向かう。





…出会った恰幅のいい男レイ・マードック。
兄は、弟の存在を知っていたが、同時に自分たちの母親を死に追いやった張本人であるアールの父親、そして産褥熱で亡くなったことからその原因となった弟を恨んでいた。彼らのおかげでレイの母親は死んだのだから、そりゃそーだ。
出会ってもそもそもの発端を思い返せば、血の繋がりを喜ぶ祝福の場になるはずはない。
互いの存在を確認し、アールは事実を再確認したのみで再び二度と会うこともない、といった面持ちで別れるのだが…。

田舎から出てきたアールが都会で遭遇する出来事!有り金を巻き上げられ、殴られ・・・運ばれた先の病院で身内を問われりゃ兄の名を口にするしかない、やね~家族には説明なしに出てきたんだもんな。

そこからアールと兄レイの交流が始まるって寸法デス。
白人社会で生きてきた初老の男が、ある日、黒人の家庭の中に寝起きした時に感じる違和感…周囲の怪訝な様子。
彼らの社会の中にいきなり溶け込むことなど、彼の許容範囲を超えた世界でしかない、と実感するばかり。
同じ兄弟でありながら、理解を超えた互いの世界。アールは右往左往し…しかし、彼の中に次第に芽生える新たな感覚、そして感じ方。



この物語は、アメリカのブラック&ホワイトのリアルな現実、差別問題を貫くものではない、と断っておこう。
そういう問題作ではない、デスよ。それでも見て損はない、という映画もあるデスね。
穏やかで柔らしく、程よい語り口が随所に用意された一作。

本来は、こうはなかなかいかないぞ、という気はするものの、こうあれば良いのに、こうあって欲しい、こんな物語もどっかにあるだろーに、きっとあるさ、なけりゃお前が覚悟してやっちまいなさい、ということなんだと思っている。

単純な結末でも後味は悪かぁないです。
それを纏め上げる品がある、製作陣に役者達にね。だから、価値がある。日本未公開です、勿体無い。過小評価された映画なのかもしれんけれど、これで伯母チャンを演じたイルマ・P・ホールは、1996年シカゴ批評家協会賞助演女優賞受賞したデスよ。(ルーファス・トーマスも芸達者だったですね、脇ですがね)


ロバート・デュヴァルとジェームズ・アール・ジョーンズは同じ年だったデスね。
アール・ジョーンズも未公開がある。。。1本、どしても見たいのあるデス。
一応…ダースベーダーの声、やってましたね….いつも巧ッ!

実は、イルマ・P・ホールが受賞した時の他の受賞ラインナップが面白かった。
彼女は、2004年カンヌ映画祭で審査員賞を受賞するのだが、その作品は「レディ・キラーズ 」。ほら、気のいい間貸しさせてくれるマンソン婦人役だった。映画の内容は日本にはちと分かり辛かったし、オリジナルの良さとは方向がガビーンと違ったんでね。しっかし、イルマさん、なんだか若返ってないかい!?

で、イルマ・P・ホールが始めてシカゴ批評家協会賞で助演女優賞受賞した際に、「レディ・キラーズ」に関わったコーエン兄弟の「ファーゴ」が受賞してた。主演女優賞には同じ「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンド。で、主演男優賞には本作の脚本も手がけたビリー・ボブ・ソーントンの「スリング・ブレイド」。こーゆー顔ぶれ…繋がってましたナ。

さて、追加でかけば、ランダ・ヘイズンに関係する作品で「WRESTLING ERNEST HEMINGWAY」邦題「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」、これまたずっと見たいと思い続けながら未見のままなんですが、見たいぞーとアップしちゃいましょかね。GWならではの勝手気ままの…過去に見たのやら、見損ねた映画一覧、なんてネ。結構更新してないの負い目になっとりますのや~(苦笑)(1995年/製作国アメリカ/アメリカ公開1995年/日本公開未公開)


▲Trailer


そ、物語のエンディング、
二人が出かける所…がある。

●Directer:Richard Pearce リチャード・ピース
●Screenwriter:Billy Bob Thornton ビリー・ボブ・ソーントン & Tom Epperson トム・エッパーソン
●Cast:Robert Duvall ロバート・デュヴァル James Earl Jones ジェームズ・アール・ジョーンズ Michael Beach マイケル・ビーチ Irma P. Hall イルマ・P・ホール Grace Zabriskie グレイス・ザブリスキー Regina Taylor レジーナ・テイラー Mary Jackson メアリー・ジャクソン Paula Marshall ポーラ・マーシャル Xander Berkeley ザンダー・バークレイ David Keith デイヴィッド・キース Rufus Thomas ルーファス・トーマス Karla Harscheid カルラ・ハーズチード Sandra Quarterman サンドラ・クウォーターマン
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2007-04-23 19:17:31

■Away from Her

テーマ:映画

■Away from Her

●昨年のトロント映画祭、ベルリン国際映画祭などで上映された「Away from Her」は、チェーホフの正統な後継者、短篇小説の女王と称され、2005年にはタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれているアリス・マンローの短編「クマが山を越えてきた」(原題:The Bear Comes Over the Mountain)の映画化で、この作品で監督デビューしたのは女優としても活躍中のサラ・ポーリー。これが見たい。





男は、結婚生活の半ばに都市生活を逃れ、神話学の大学教授の座を降り、雪に閉ざされた小屋に引きこもり…20年を重ねた。この男と妻の牧歌的な生活は永遠に続くかと思えた…穏やかな夫婦の様子。しかし時折不思議な行動を起こすようになってきた妻…。妻は、ある日、夫の存在をも認知しない、心ここにあらずの様子。戸惑う夫…。

この物語の主人公は、察するに、長い結婚生活を共に暮らした一組の夫婦。
夫婦の絆は一見穏やかで深く、笑みを誘うほどに愉しげでしっくりとした程よいものに見える。
しかし、二人が寄り添う姿が醸し出す落ち着きと静けさの奥には、過去にあった互いへの思いもあり、それは何気なく交わされる言葉の端に浮かびくる何か、であるかもしれない。







そんな夫婦関係に変化が現れる。妻フィオーナの様子が徐々に変化していく…物忘れ、不可解な行動、そして記憶の喪失。
夫グラントを認識している時と、認識できない時が交差しながら病状は進行していく模様。妻フィオーナは、間違いなくアルツハイマーを発症していた。

妻フィオーナは治療施設に入ることになる。その施設にはどうやらルールがあるとみえる。
患者が施設に適応するために入居後、約一ヶ月の間は家族との面会はご遠慮願う、というものらしい。妻を送り届けた後の30日間を夫は一人過ごさなければならない…かつて、妻を一人にしてきままに遊び歩いた過去を持つ夫の現実。

ほぼ一ヶ月の間、離れていた夫婦が再会する時。
目の前にいる妻は既に夫の姿を気にもとめない別人になっていたのか…妻の中に夫婦生活を営んだ歳月の記憶は失われ、今、彼女の愛情の全ては施設内で出会ったオーブリーという男性に注がれている、という事実。





夫グラントの目の前で、オーブリーに向かう妻の優しげな様子。それにすがるように視線を交わすオーブリー。
しかし、グラント同様に夫オーブリーを見守りながら、打ちのめされた思いに沈みこんだ妻マリアンがいた。

夫を忘れた妻と、妻を忘れた夫…彼らを見守る立場で残されたもう一方の夫と妻。
二組の夫婦は、片方が別の次元で新たな日々を重ね始め、一方は病を患うことなく、目の前で自然に振舞われる互いの配偶者の様子に居たたまれない思いを抱える。残されたもの同士の慰めと同情、そして憤り…やり場のない抑圧された感情の行く先は…。

夫オーブリーをその妻マリオンが施設からわが元へ引き寄せた時、打ちひしがれ哀しみの底に落ち込んだ妻フィオーナ…夫グラントはそんな妻の姿を見てある行動を起こす。それは彼の人生の中で最大の行為。夫である自分との過去を全て忘れ去った妻に最後の幸せな結末をおくるためのある行動、だった。





誰が正義で、誰が真実といった設定はここには不要なのだろう。焦りも憎悪も垣間見れるかもしれない。忘れ去られる恐怖や辛さは、信頼した相方から罪人に落とされるようなものか。
気持ちを誤魔化すことができるとすれば、どこで人は折り合いをつけて尚、生きていくのか。そんな冷え込む季節の中でふっと漏れる己への笑みがあるとすれば、また夜明けを向かえられるのかもしれないね。
もしかして誰もが年若い頃に直感で刻んだ一等幸せな魂、思いを潜ませておるのかもしれん。それを目覚めさせるには、ある記憶の引き出しに無用の鍵をかけることなのか。脳の回路はハートに連結しているのだろうが、我は己のハートも脳に繋がるヒントさえ白紙のままで情けないのう~。

マンローが紡ぎ出した短編小説に相応しい、映画に向けての脚本を書いたサラ・ポーリーは若く才能豊かな女優のようだ。夫婦の物語であって、さらに年を重ねた男女の過去と現実が語りだすのは、「君に読む物語」にはない深くて渡れぬ川の広さか、な。それとも…。
夫婦の愛情とは年齢と共に変わっていくのか、否、どう相手を幸福に導くのか…の答えか。サラ・ポーリーも現場で撮影してゆく過程で学んだのかもしれない。う~む、この辺りはご夫婦組の諸先輩にご教授願わねばならぬかも。





俳優陣が、何れも説明不要だともいえそうな面々。
夫グラントを演じるのは、舞台、映画、TVの俳優であり、監督、脚本家としてカナダを代表する重鎮ゴードン・ピンセント。「リトル・ランナー」「NOTHING ナッシング」「シッピング・ニュース」等の日本公開映画があるが、この一作で新たな映画ファンを唸らせてくれるか。77歳
妻フィオーナは、説明するのも野暮だよね、のジュリー・クリスティ。
オーブリーには、「BIRD★SHT」「ナッシュビル」「マンハッタン」等のマイケル・マーフィー。な~んと1938年生まれだったデスか、5月5日ハッピーバースデーでありました。ちなみには本作では、マデリーン役のウェンディ・クルーソンは妻。(映画「Sleeping Dogs Lie」には夫婦、さらに彼らの息子と娘も出演)
その妻役には 「ジョンとメリー」(古かったかな?)、忘れられないぞ!の「月の輝く夜に」「マグノリアの花たち」等のオリンピア・デュカキス(彼女はアメリカのアルツハイマー協会のスポークスマンでもあるそうな)。





初監督のサラ・ポーリーは、既にご存知であろうが、「アメリカ,家族のいる風景」「あなたになら言える秘密のこと」「ドーン・オブ・ザ・デッド」「死ぬまでにしたい10のこと」(ジュリーと共演)…等の出演作があるが、何せ俳優デビュー6歳という彼女の背景、経歴によって上質な映画人がこの映画化にあたり協力している模様。製作総指揮にアトム・エゴヤンってのもミソです。

もう一つの魅力、音楽。
カナダといえば、ニール・ヤング。好きな曲のひとつ「ハーヴェスト・ムーン」。
これ、シングルであっても響く名曲。夫婦組、それも年を経た相方のいる御仁には聴いていただきたい、密やかに愛され続けてゆくであろう名曲デス。それが劇中に流れるという…夫婦でなくてもなぁ~見たいさ。(2006年/製作国カナダ/アメリカ公開2007年5月4日限定公開/日本公開)


▲Trailer


▲All Trailer


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。

●Directer & Screenwriter:Sarah Polley サラ・ポーリー
●Cast:Julie Christie ジュリー・クリスティー Gordon Pinsent ゴードン・ Olympia Dukakis オリンピア・デュカキス Kristen Thomson クリスティン・トムソン Michael Murphy マイケル・マーフィ Wendy Crewson ウェンディ・クルーソ

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2007-04-23 11:58:24

■The Savages

テーマ:映画

■The Savages

●フィリップ・シーモア・ホフマンとローラ・リニーの組み合わせ!この二人なら夫婦でも恋人でもユニーク。どっちも強かったり、屈折したり、上手いよな~と思いきや、兄妹ですと。こんな二人が繰り広げる物語。兄妹でどっか可笑しくて…シニカルな側面を匂わせるのであろうから、この映画、日本公開の暁には見逃す手はないぜ、って一作デス。

物語の主人公は、どうやら…かつて母親から捨てられ、父からも見放された子どもたち…既に成人した充分に大人の兄と妹。 妹ウェンディはニューヨークのアパートに猫とフィカスを育てながら暮らす。豊かな愛情生活にはほど遠い日々…性的興味が強過ぎる!隣人ラリーとのドタバタに疲れていそうな39歳のシングル。



兄ジョンは、バッファローで演劇史(多分)の大学教授を勤める42歳。ブレヒト(ドイツの劇作家、詩人、演出家…多才な御仁)の研究家であり、著書も数冊という、外見上は成功を収めているかのようにも見える彼だが、目下の最大の憂鬱は長年付き合っていたガールフレンドがビザの期限切れ目前で故郷ポーランドに戻るためにアメリカを出国することだった。ジョンが結婚に踏み切れないままでいたことで、二人の関係も終了…。

そんな時に飛び込んでくるのは、二人が唖然とするような事実。
かつて兄妹を置き去りにしたらしき父親…つまり家庭を捨てて、遠く離れ住み、やがて別の女性と暮らしていた父親。その父が病に倒れた、と。今まで疎遠どころか無縁と感じていたはずの親子の縁がある日突然浮上し、彼ら兄妹は否が応でも遺産問題、家族としての責務といった諸々の現実的諸問題を突きつけられる。

ウェンディとジョン。彼らは互いに幼い頃に親から見離され、置き去りにされ、虐待的な幼児期を生きてきた兄妹。
母はある日、家族を捨て家を出ていったようだし、父も離れていった。
親から関心すらもたれないないまま育った二人の幼児期の傷は癒えることはなかった、はずだ。 それがある日突然、老いた父の面倒を見る破目になった兄妹ジョン&ウェンディ、この二人を中心に描かれる映画「The Savages」。



父親レニーの、20年間夫婦同然に暮らしていたガールフレンド、ドリスが突然亡くなった。同時にある事態が起きて、レニーの息子ジョンと娘ウェンディに連絡が入る。
晴天の霹靂!と驚きながらも、まずはことの詳細を判断するためにと、サン・シティへ駆けつける二人。そこで二人が知るのは、彼らの父はドリスとプリナップ、つまり離婚等で互いの関係が解消される場合に財産の相続などを放棄するといった婚前契約を交わしていたということ(多分ネ)。
亡くなったドリスの子供達は遺産相続を目論見、二人が住み慣れた家を売るために愛人同然の立場だった父レニーを追い出す…


タマラ監督のディレクションにホフマン、にんまりデス。

ジョンとウェンディは、父の面倒を見るハメになったことに釈然としないながらも、感情では割り切れない現実が向かってくる時、ほとんど選択の余地がないまま、この逃れられそうにもない事の顛末に付き合うことになる。
老いた父親レニーの置かれた現実に向かい合った時、二人が長年抱いていた爆発寸前の憎しみは…ここではそう簡単に爆発できぁしないやね~。やがて、父親に対して抱いた怒り、恨み辛み存分に塗りこめられた過去はひとまず脇に置いて、ウェンディは父親の世話をすることを決心する。
そんな兄妹、父親の元に駆けつけることから、成り行き上、しばし一緒に暮らすことになるという。家庭が崩壊して、それぞれが個で生きてきた者たちが何十年かの時を経て、再び身近にいる気分の居心地の悪さなのか良さなのか…、微妙な場面でかつての兄妹関係の再構築、リユースかな、じわりと伝わってくるものがありそうだ。充分に大人同士になっている二人の目線、会話、動作にも見入ってしまいそうな予感。ましてや、この物語では、父レニーを演じるフィリップ・ボスコの存在は大、です。



ユニークで、ちょっと奇妙で、しかもユーモアのある感覚のあるタマラ・ジェンキンスの脚本・監督によって、映画「リトル・ミス・サンシャイン」や「サイドウェイ」「イカとくじら」等々…現代アメリカの家族について、含み笑いを導かれ、考えさせられ、満たされる妙な喜びの一作が出来上がっているのではないかと察するのだが。

昨年のサンダンス映画祭で上映され、秋には公開の「Savages」。
アリゾナからバッファローまでの景色を背景に年老いた親とその子どもの深い関わり。そこに互いが抱いた過去の歴史の複雑さが物語の味を濃いものにしながらも、後口宜しい様な気がくるのだから、そそられる。

スクリプトはきちんとしていて正直なんですと。真実味があるってことです。映画「サイドウェイ」のアレキサンダー・ペインとジム・テイラーがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねているわけですから、ぬかりはないわけデス。
台詞は鋭く、機知に富み、俳優達の演技は正確、だそーです。いえ、もーそりゃTrailer見るだけでわかりますナ、後はもう言うまい、書くまい、見るまでは。ホフマン演じるジョンもしっかり決めてみせる場面もあるデスよ。

老いた親と大人になった子の向かい合い…結果、振り返りたくなかった過去をジャイアント・ステップで一跨ぎ!そういう成長を遂げる時期が人生の中であれば幸せでありましょう。これ、改めて自分を見据える大人の男と女を描くのであります、のかな。

ちなみにタマラ・ジェンキンズの日本での監督デビュー作「Fカップの憂うつ」にはアラン・アーキン出てましたデスね。ほほ~ってことぁ、またもしかしてフィリップ・ボスコが来年の助演か、なんてね。今年のは棚から牡丹餅であっても、アラン・アーキンは良かったなぁ~。 (2007年/製作国アメリカ/アメリカ公開2007年9月7日/日本公開2008年なのか)


▲Trailer


▲Official site
オフィシャル間もなく。


●Directer&Screenwriter:Tamara Jenkins タマラ・ジェンキンス
●Cast:Laura Linney ローラ・リニー Philip Seymour Hoffman フィリップ・シーモア・ホフマン Philip Bosco フィリッポ・ボスコ Peter Friedman ペーター・フレッドマン
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