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2005-12-31 10:56:02

■歓びを歌にのせて

テーマ:映画

■原題:Sa som i himmelen
英題:AS IT IS IN HEAVEN アズ・イット・イズ・イン・ヘヴン
邦題:歓びを歌にのせて

●「歓びを歌にのせて」。この題名でケイ・ポラックの映画とは気づきもしなかった。今年の映画の見納めの題名、邦画か韓流なのか、とさえ思っていた。チラシを貰って、初めて気づいたのだから迂闊な我だ。ずっと見たかった。1年待った、ことになるか。オスカーのノミネート作だったので年頭には随分と画像を拾った。ケイ・ポラックの撮影時の様子に魅せられた。





無論、本国スウェーデンで大ヒットした映画だったが、こうも上映が遅くなるとは思いもしなかった。ヨーロッパ、特に北欧になればなかなか観客が入らないのか。しかし、思い返せば今年歓喜させられるフィルムは欧州に多かった。

「歓びを歌にのせて」これは我慢強いお子なら(苦笑)予告なしでご覧いただきたい。ご覧になりたい場合には是非、海外版(実は吹き替え版なんだが…スウェーデン版公式サイトではTrailerが見れない、他で見つかったら入れ替えます)のサイトから、デスね。映画見終わった我は日本版の予告には映してはいかんだろうというカットが入っている、と思う。先入観というのは題名などから持たされてしまうのだが…。この映画、歓びはある、確かに歌もあるが、映画の内容は単純に題名に結び付けられはしない。そーゆー映画じゃない。だから、その内容に我は気持ちを大いに揺さぶられた。ぐわッしッだった。







冒頭から激しい。ぐぐっと引きずり込まれ…やがてあたりは銀世界になる。季節が変わる、時間の経過、時が刻まれ、日数が伝えられる。
少年が大人になる間に何が起こったのか。ほんの少し物語の流れは「コーラス」と同じ感触の経過を一瞬辿るが、こちらは生身の肌に手のひらを寄せて体温を感じさせられるような具合。映画にも温度差がある。冷たい、温い、熱いという生身の肌。この物語の主人公の男の体温が伝わってくる。





細かな解説などはない。場面と場面を繋ぐのは見る者の想像力。それを信じてケイ・ポラックは構成している。要らない、とする場面が抜かれ、物語は曖昧にはならない。描きたかった内容が沢山あった。主人公と同等に誰もが一様に生きている生活の有様。中で、数人に焦点を絞り込み、その人の向かい合う人との関係が明らかになっていく。

場面が変わるたびに胸が締めつけられる。あえて物語に触れさせて貰えば、ここで衝撃的な仰々しい事件が起こるのではないのだが、何が起きるのか、不安な気持ちを持たされる。人が人と関わりあって生じる思い込み…生きていれば何処の誰かに生じる出来事であるのだが、それが見慣れた筋書きではなく伝わるというのはどういうことなのか。ケイ・ポラックの意図する事の運びに、様々な思いをめぐらせることになった。







1986年2月28日、スウェーデンのオルフ・パルメ首相、ストックホルムで暗殺(主題にした映画もある)。オルフ・パルメは反核・軍縮運動家でもあった人物。この暗殺に関する様々な憶測が飛んだ。中立国、ノーベル平和賞等を授与するといったイメージにいきそうなスウェーデンだが、かの地の諜報活動、国際政治舞台でのパワーゲームは凄まじい…と、これはいくつかの映画を見ての感じた程度のことなのだが。
ポラック作品の前作「Love Me!」スウェーデン公開の夜、それは起きた。以後、ポラックが映画を撮ることはなかった。18年の歳月が流れ、ポラックが監督した作品、それが「歓びを歌にのせて」となる。






主人公ダニエル・ダレウスを演じるミカエル・ニュクビスト、こういう俳優がスウェーデンにいるのだと知らされた。過去の国内公開の出演作といっても昨年の「エヴァとステファンとすてきな家族」しかない。ケイ・ポラック作品としても初の国内公開なのか、改めて唖然となった。
2005年の締め括りにこれがきてしまった、かと思う。歌の歌詞がやや説明し過ぎる気も否めないが、そうすることを好しとしたポラックの気持ちに思いを馳せれば、充分過ぎる程、だと心得よう。人は走り出した先に何があるか、薄々わかっていたりする。どんな明日が待ち構えているのか、というより、どんな明日を選択するのか、デスね。止まれない、や。身ひとつの人生をどう彩り、覚悟するかぁ~なんてことぁ風に向かっている内に周りの者が勝手に想像したりするもんさね。後ろ振り返ってる暇はない、さ。


▲ケイ・ポラック監督と俳優たち

さ、新しい年がくるそーだ。日が変わるだけなんだが、なんだか気分を変えるにはいい。残された時間が何十年あったとしても、そう長くはないかもしれない。あっという間(苦笑)だったりするからさ、あ、幸せだぁという時を持ちたいやね~。

今日までお世話になりました。そこで明日も、よろしく、というツボヤキ…。良い新年をお迎え下さいまし。(2004年/製作国スウェーデン/アメリカ公開/日本公開2005年12月~)


▲Official site
お薦め(独)Trailerもコチラを


▲Official site:Japan


●Directer&Screenwriter:Kay Pollak ケイ・ポラック
●Cast:Michael Nyqvist ミカエル・ニュクビスト Frida Hallgren フリーダ・ハルグレン Niklas Falk ニコラス・ファルク Ingela Olsson インゲラ・オールソン Axelle Axell アクセル・アクセル Verena Buratti Lennart Jähkel レナート・ヤーケル Helen Sjoholm ヘレン・ヒョホルム Barbro Kollberg バーブロ・コルベア Ylva Lööf ウルヴァ・ルーフ Per Morberg ペア・モアベア Ulla-Britt Norrman-Olsson ウラ=ブリット・ノアマン・オルソン Lasse Petterson ラッセ・ペタソン Mikael Rahm ミカエル・ラーム Andre Sjöberg アンドレ・シューベア

Kay Pollack, 高橋 千秋, ケイ ポラック
歓びを歌にのせて
サントラ, ヘレン・ヒョホルム, レイラ・イルバー・ノルゲン
「歓びを歌にのせて」オリジナル・サウンド・トラック
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2005-12-30 10:54:43

■あおげば尊し

テーマ:映画

■あおげば尊し

●来春、上映される映画で見ようと待機している(苦笑)映画の一本。
「あおげば尊し」市川準監督作品。
間もなく新しい年を迎える。父親と別れる、そう遠くない、ということだ。
顔を見合わせた時、出会った時から別れのカウントダウンが始まるということを気づいているにせよ、日々暮らしている中での優先順位は闘いであったりするのだから始末に負えないやね~。ああ、情けないとツボヤキつつ一年を過ごしてしまったぁ。「あおげば尊し」1884年頃の歌:作詞作曲者不明だったか…(2005年/製作国日本/日本公開2006年)


▲Trailer


▲Official site
オフィシャルでもTRAILERはご覧になれます。


●Directer&Screenwriter:市川準 Ichikawa Jun
●Cast:テリー伊藤 薬師丸ひろ子 絵沢萠子 大倉孝二 入江雅人 麻生美代子 加藤武
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2005-12-28 01:19:54

■The Crushing Blow:Hurra Torpedo documentary

テーマ:映画

■The Crushing Blow クラッシング・ブロウ
Hurra Torpedo documentary

●2005年の内にはアップしておかないといかんな~と思いながらもここまできてしまった。ノルウェーのバンドがアメリカ巡業に出ている…巡業なんて古いな、ツアーか、ツアーといえるのだろうか?ま、そのバンドのドキュメンタリーの撮影が進行中。





ご存知の方もおいでだとは思うのだが、一応アップしておかねば片落ちだと。はい。
で、可笑しい。充分に可笑しい。妙~~な奴等デス。青のジャージ上下がユニフォームなんて。それもピチピチジャージで半ケツ(下品でスマンです)。も、これが一回見ると忘れられないパフォーマンス。お得意はジャージのジッパー上げ下げの絶妙なタイミング…はい、可笑しい。それだけじゃ~ないッ。

バンドは「Hurra Torpedo」。フッラー・トーピード、もしくはフラー・トーピードでいいんかな。「Hurra」って、それいけ、っていうイメージなのか、ニッポンチャチャチャって手拍子するよなチャチャチャの拍子みたいなもんなんでしょかね。それいけ魚雷、なんだろーか。ノルウェーに詳しい方に聞かねばわからないのですが、にしても人を食ったバンド名であるのは確かだ。







Hurra, hurra, hurra, hurra 魚雷デス。で、Aslag(?)とEgil(エイイルorエーギル)とクリストファーの3人組。すまないです、ノルウェー語は皆目検討がつきません。彼等は廃棄されたキッチン用品、例えばオーブンレンジ、食器洗い機、洗濯機、冷凍冷蔵庫、などを持ち出してくる。どこへ、ステージへ。で、演奏する。少しばかり懐かしいヒット曲を歌う。打楽器?の如く蓋を開けては閉める、ドタンバタンガチャン、これはビートかい?でも、タイミングを待ちながらの様子などラフな計算づくめは確かなこと。おバカでおバカでないが、やっぱり半ケツだしてフィニッシュはおバカ!歌は続く…よ、どこまでも。







女性版ロッド・スチュワート”とも呼ばれたボニー・タイラーのヒット曲「愛のかげり」(原題:Total Eclipse Of The Heart)をカバーするHurra Torpedo。でもな~ボニー・タイラーって今年、久方ぶりにセルフカバーのアルバム「wings」出しました。それより、Hurra Torpedoの方が目立って、際立っているんだから仕方ないデス。で、これはいろいろ解説しても始まらない。ドキュメンタリー撮影してどーするか、とゆーより、充分これでプロモーションの役目は果たしていると思うが。編集って、どーなるか。この撮影のクルーも世慣れた連中。チープなバジェットだから資金援助を募っている。







マネージャー兼エグゼクティヴ・アシスタントであるピップ・サイモンは作家であり、写真家、映画監督という肩書きも持つ。彼女ピップ・サイモンがドッカ~ンと控えているのがふむふむ、デス。強烈やネ。彼女はある日閃いたのだろうか。そのステージを一目見て、これはイケル、と。こりゃ撮らねばなるまいと思ったのか。そーかもしれない。








しっかし自動車賞品付きの賞金レースコンテストの告知まであるサイト。あはははっは~。しかし彼女も真剣デス。資金をくれッ!お願いッ、と。であれば撮影が続行できるそうだ。ロックメンタリー(造語?)ブログに詳細があるデスよ。ロックメンタリー映画「The Crushing Blow」は、完成するのかしないのか、彼等の旅も続くのであります。クリストファーの背中のタトゥは「Guilty」だと。も、困ったデスね(苦笑&爆笑)
ニール・ヤングの後に、この手をアップすることになるのも我の性分なのか、情けない…けど可笑しいものは仕方ない。(出来上がりは2006年中か/製作国ノルウェー/アメリカ公開どーなるか/日本公開は無理か?)


▲まずはコチラを


▲Video満載!


▲Video


▲Official site
再度オフィシャル!


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