節約なしで十分なお金が貯まる本 | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

こんばんわ新月
 
 
 
 
人生のイベントごとに発生する大きな支出の仕組みや知識の紹介と、
これらの知識を前提に、
目標に向かって無理なくお金を貯めるコツが数多く紹介されていて、
ファイナンシャルプランナーならではの視点で書かれた興味深い1冊、
田中秀尚著『節約なしで十分なお金が貯まる本』年収350万円でできる!
ー2014年10月発行ーから。
 
 
 
無理なく続く「貯まる仕組み」のつくり方
定期的に出ていくお金を見直す
貯蓄を増やす方法は、収入増、支出減、運用の3つしかない。
収入増加はいちがいに難しいだけでなく、
実際は収入の多寡が貯蓄額とイコールになるとは限らない。
なので、まずは支出を減らすことから始めると短期間で成果が表れる。
 
 
支出を抑えるうえで重要なのは、
毎月定額の支出となる固定費の見直しである。
食費や交際費などといった変動費の抑制と違い、
固定費を一度抑えるとその状態が維持できるため
日常生活でガマンや無理をする必要がない。
 
 
固定費の例としては、
住宅ローンや生命保険、携帯電話の通信費、
習慣化している趣味代や英会話などが挙げられる。
 
 
 
貯蓄については2つ紹介する。
①自動積立機能の利用。
定額が自動的に定期預金に移されるため知らぬ間に貯蓄ができ、
また残りの額でやりくりせざるを得ない状況をつくり出せる。
 
 
②家計簿をつけること。
面倒だという人には家計簿アプリをお勧めする。
 
 
上記の方法に加え、
貯蓄額を可視化し夫婦で共通の目標を立てるなど、
家計の中身を夫婦で共有できるとよい。
共働き夫婦の場合それぞれが財布を持つため、
家族全体の支出総額や貯蓄総額の把握がとくに難しい。
たとえば、夫婦共有の銀行口座をつくるなど、
お金の流れが管理しやすくなる仕組みづくりを行おう。
 
 
 
 
「十分なお金」って一体いくら?
貯蓄に向けまず夫婦で取り組むべきことは、
日常生活の節約方法ではなく
人生の中で生じる大きな支出について話し合うことである。
 
 
人生の5大支出とは、
住居費
教育費
老後の生活費
生命保険料
自動車関連費用   
            である。
 
 
それぞれ1000万円単位での支出が想定され、
支出の総額は2億円以上になるものだ。
 
まずは、いつどんなイベントが起こりどれくらいの費用がかかるか、
そのためにはどれ程の貯蓄が必要なのかを可視化し、
夫婦や家族で共通認識を持ち協力しあうことが大切。
目標が明確化すれば、飲み代などのような短期的な出費は減らし、
長期的な効用を選択するようになる。
 
 
 
 
 
「住宅ローン」の頭金は払うな
頭金を払わないからこその選択肢を活用する
住宅購入の頭金に貯金をほとんど充てる、というのはもったいない。
確かにローンの総額返済額や利息額は減少するが、
それまでコツコツと貯めてきた現金は一度支払ったら手元には戻らないし、
頭金を少し増やしたところで利息額の大幅減にはつながらない。
 
 
 
頭金の支払を最低限にしておけば
手元に現金が残り不測の支払にも対応できるし、
返済を優先させたいときには借入後、
資金に余裕がある時に繰り上げ返済すればいいのだ。
 
 
ローン金利を選択する際、
契約期間中同じ金利でローンを組める固定金利がおススメだ。
固定と変動の両方を選択できるローンを利用する場合、
手持ちの貯蓄額の範囲内で変動金利を選べば、
金利上昇時に返済可能となりさらに現在の超低金利を享受できる。
 
 
また、年末のローン残高に比例した免税額が10年間適用される
「住宅ローン減税制度」というものがある。
ローン残高が多いほど免税額も大きくなるため、
最低限の頭金支払いとすることで免税の恩恵を多く享受できる。
 
 
 
 
そもそも家は買うべきなのか?
40年以上ずっと同じ場所に住み続ける場合には、
購入の方がコスト安となる。
住宅の価値を中心に据えて判断するより、
自分や家族に適した住環境・価値観で選びたい。
 
 
「住宅購入金額は年収の5倍以内、ローン返済額は年収の20~25%程度」
というのが、一つの目安。
支払利息を早く減らすため返済を短期間で設定すると、
毎月の返済額が大きくなり生活に余裕がなくなるのでお勧めできない。
返済途中での支払い期間延長は難しいことにも、注意。
 
 
 
 
「教育費」を貯めるのに学資保険はいらない
幼稚園から大学までの教育費用は、
多くの場合一人1000万円以上かかるとされる。
教育費の特徴は、住宅ローンのような分割払いではなく、
一度にまとまった支払いが必要なことだ。
一方で、支払時期は予想できることから「事前準備の徹底」が重要だ。
 
 
 
ひとまずは授業料分を考えて貯蓄していけばよい。
たとえば、高校までは公立、大学は私学に進学した場合、
大学で必要な費用となる一人400万円を目安にするとよい。
 
 
万一不足する場合は低金利の公的な奨学金を利用する方法もあるが、
卒業後子どもが長期間に返済する必要が生じるため、
できる限り自己資金で賄うよう準備したい。
 
 
子ども1人当たり400万円を貯めるのは、
早い段階から着手すれば達成可能な金額だ。
 
・児童手当を全額預金に充てる。
・毎月1万円づつ積み立てる。
・高校までの学費は給与内で工面する。
 
 
また、教育費はほかの資金とは別枠で管理する。
かりに運用を考える場合は定期預金や個人向け国債で十分だ。
学費を貯めるために学資保険に入る必要はないだろう。
途中解約するとペナルティーをとられるし、元本割れをする可能性もある。
教育費は貯蓄で賄える。
 
 
 
 
 
「貯める生命保険」にだまされるな
生命保険は収入を保障するための手段
生命保険のおススメの選び方。
①逓減定期タイプの収入保険を選びぶ。
②一定期間の定期保険を選び、期間更新の都度保険金額を見直す。
 
 
これからの特徴は、
年齢上昇とともに保険料が上がる従来のタイプと異なり、
年齢上昇に合わせて必要保障額を減少させるという観点で、
保険料をその都度見直すことができる点にある。
 
 
生命保険を選ぶ上で知っておくべきことは、必要保障額。
保険セールスの試算は大目に必要額を見積もる傾向があり要注意。
 
 
 
 
 
「資産運用」はバクチではない
税制上も有利な資産運用をうまく活用しよう
資産運用に対する税制はほかの税制に比べて有利にできている。
給与所得の場合、所得額に応じ課税は増えるが、
株式の売却益などは額に関係なく一律20%の課税である。
 
 
2014年から始まったNISA(少額投資非課税制度)は、
年間100万円、5年間で累計500万円の範囲内の投資による利益に対し
非課税とする制度であり、
5年以上の長期投資に適した内容となっている。
 
それ以外にも、
税制上の特典がある個人向けの確定拠出年金制度や、
毎月1000円から積立できる投資商品などもあり、
投資初心者はこれらを活用し運用をスタートしてみるといい。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
貯金よりも保険が好きだったおじいちゃんの月命日でした。
このところ毎日すっきりとした晴れ間はありませんが、里山は穏やかです。
人生の秋にたたずんでいるわたしは、
人生経験から保険は掛け捨て、貯蓄は「ドルコスト平均法」の積立投資のみです。
コロナ禍のいま、家計を見直してみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 
では、また明日^^
 
 
 
 
 

 

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