重い展開を背負う厚着コートの悪役 / 樹火滝俊行(年齢不明)【Bバージン】 | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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樹火滝


キービッタキ!キービッタキ!

こんにちは。最近私ははれときどきぶた旋風とBバージン旋風がまた吹き荒れております。
昨日結局夜中2時まではれぶた見てたから、はれぶたおじさんにしようと思ったんだけど
ところがどっこいはれぶたで一番ナイスなおっさんは監督のナベシンなんですな。
ナベシンについては既に取り上げ済みだからそっちを読んで下さい。

と言う訳で、いつ取り上げようかなぁと思っていましたが
ついに今回登場です!
山田玲司作品のナイスおっさんベスト3に入る!樹火滝俊行!!フロム・Bバージン!!
ベスト1ベスト2はこちら)


そもそも樹火滝(読み:きびたき)は悪役です。
Bバージンは「ダサい生物学オタ男子がスパルタ特訓で色男に変身し、本命に近づく」話ですが
後半から、主人公が自らのフィールドである生物学的目的を達成するために
バイト先の水族館で新参者の館長・樹火滝と戦う話になっています。
この樹火滝っていうのが娘と一緒に水族館に乗り込んでくるんですが
娘が現代におけるヤンデレの走りっていうか、走りにして限界くらいのヤバい娘です。
そして、そういう娘を放っておいて金だけのために水族館経営してるのが樹火滝です。

水族館経営の理念の違いから、樹火滝親子と主人公含む水族館スタッフは戦うのですが
その間に大けがする人間が出たり、色々海洋生物が死にかけたり死んだりハードコア展開。
とても物語前半で「今日はブナンにベルサーチでまとめたけどベルトはアルマーニなんだ」とか
チャラチャラした会話を交わしていたマンガとは思えない重さになります。


でも!!皆さんご存じですよね。そう。おっさんは重い展開が似合う!!!
特に樹火滝さんみたいな全然笑わない白髪長身痩身厚着おっさんなんて
重い悪役にもってこいですよ!万歳!ウェルカム!我々はあなたを待っていた!!
だってこのおっさん、水族館の中でも、どんなときでもスーツなんですよ。
スーツにコート。アホか!暑いわ!作業着着ろ!
この「型重視」な性格たまらんね。もうこれだけで一目で恋ですわ。ありがとう樹火滝。

で、このおっさん普通に愛人とかいるんですけど、
愛人の前ではすごい子供じみた笑顔で気を惹こうとしてるんですなぁ・・・
可愛いですなぁ・・・・・・最高ですなぁ・・・・・・やっぱりおっさんはそうでないと。
仕事場の水族館では自分で茶だって入れそうに無いのに、
愛人候補の女には自らカクテル取ってきてあげてるもんね。必死か。可愛くてたまらんね。
まあそのムードぶちこわすのが主人公の秋くんなんですが(Bバージンの14巻を読もう!)
この辺りの「凄い格好悪い裏切られ方してるのに格好良く決める」あたり樹火滝まじ樹火滝。


まあ最終的に樹火滝さんは悪役なので、主人公達に敗北するのですが
(それでもかなり痛み分け的な敗北なので、強くなって戻ってきそう感あるけど)
それでも・・・何て言うの?情けなくないっていうの?
悪役としての有終の美が・・・なきにしもあらず。
樹火滝はどっかのライブハウスでダキニちゃんとかに出会って心洗われて欲しいですね。
(アガペイズの最終巻を読もう!)

あっ因みにかなり重要な脇役の裏戸教授も最高にイカしてます。最高です。
この作品最後の方になるにつれておっさんが死ぬほど出てくるから最高なんじゃ。
ていうか今読み返すとユイちゃんが良い女すぎて最高なんじゃ。
バトルマンガにおける「敵の強さのインフレ」は
恋愛マンガにおける「主人公が惚れてる子の良い女度のインフレ」に繋がると思うんだけど
ユイちゃん見事に良い女です。皆Bバージン読もうね!語り合おうね!!


というわけで、次回。。次回どうしようかな。次回はいつ書こうかな。
とりあえず16日からは星野源のコウノドリが、
20日からは光石研と渡さんのサイレーンが始まるので皆見ようね!
次回もどうぞお楽しみに。