こだわらない乗り物が一番油断できない/おっさんとママチャリ | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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おっさんと乗り物。

あのね、この世には沢山「男の趣味の沼」と呼ぶべきものがあるんです。
その沼は・・・深く、暗く、静かで・・・・・・いや全然静かじゃ無いわ。超騒がしいわ。
超騒がしくて、それぞれ全て、沼に生息するおじさんが
「こっちの沼は甘いからこっちに来い」とホタル呼ぶごとく叫び語りかけてきます。

「おっさんと乗り物」というのはその沼の1ジャンルであり
「おっさんとバイク」「おっさんと改造バイク」「おっさんと、むしろ改造がメインのバイク」
「おっさんとマウンテンバイク」「おっさんと車」「おっさんと車のフィギュア」
「おっさんとカート」「おっさんと走ってる車」「おっさんとヨット」
などなど・・・とにかくこのジャンルだけでも恐ろしく多いのです。


しかし!!今回私はこのどの乗り物についても話さない!!
私が語りたいのは、「おっさんとママチャリ」だ!!!!!
「おっさんとバイク」とか「車」は、おっさん自身の格好良さのために存在しますが
「おっさんとママチャリ」は、何も考えずとりあえずママチャリに乗ったおっさんです。
わかるかよその可愛さが!!!

格好良さの欠片も意識せず、ただただチャリで移動するおっさんの可愛さったらない。
勿論私は、バイクに乗り我が物顔に良くわからないうんちくを語り出すおっさんを愛してます。
それはそれでショタ全開、青年全開、大人気なさと格好付けの幕の内弁当でご馳走様ですが
チャリに乗るおっさん(スーツ率高し)の、社会性と生活感の絶妙なコラボたまりません。


そう。ママチャリに乗るおっさんは何故かスーツです。
私のおっさん目撃エリアと時間帯がオフィス街付近だからかもしれませんが
何故その交通手段を選んでしまったのか。
絶妙に微妙な速さ、遠すぎると不便な距離感、
何より「自分で漕がなきゃ動かない」という自力具合。
何を取っても「スーツ+おっさん」という外見が与える
「個を殺して何年も真面目に会社に勤めてきた」とか
「昔は熱血社員だったが今はそれなりの地位を築き、忙しくも落ち着いた日々を送る」とか
そういうイメージからズレていきます。


この前の「襟」や「上着」の話と通じますが、
「特にこだわり無く行うこと」こそ恐ろしい萌えの源泉だったりするのです。
「金を使い尽くすほどバイクに投資する」みたいなこだわりのあるおっさんとは
また種類の違う萌えがそこにはある。
油断して乗れませんよ、ママチャリ。
まあ油断しきってるから可愛いんだけど。


さて明日は?
せっかくだし「おっさんと沼」について話しましょう。
おっさんの数だけある沼とは何か?どうぞお楽しみに。