面白くないとか新規性が無いとか文句を言いながらも、継続視聴中の『機動戦士

Gundam GQuuuuuuX』も、もう10話。全12話とのことなので、このまま最終話

まで見ることになるんだろうな。

 

イオマグヌッソという変な名前の「平和利用目的のソーラレイ」なる怪しげなもの

が出てきて、何だろうと名前の原義を確認したら、クトゥルフ神話に出てくる危険

な神だか怪物みたいなものらしい(webで調べただけ。裏取りはしていない)。

で、ようやくギレンがキシリアとの会見のために登場したが、「連邦との戦争で人

を殺しすぎた罪悪感で不眠症」とか「臆病」とか、旧作の設定とはかなり異なった

設定をされており、何だかなあと思った。

あと、ギレンの秘書(セシリア・アイリーン)が出てきたな。映画『機動戦士ガン

ダムⅢ めぐりあい宇宙編』で出てきたキャラだが(当時はセリフなし)、本作で

は他のキャラと合わせてデザインが安っぽくなっていて残念だった。今回、初めて

話をするセシリアを見たが、話し方が下品だったのにもガッカリしたな。まあ、小

説版ではギレンに乳を掴まれていたキャラなので仕方がないのか(?)。

で、会見が始まって間もなくギレンはキシリアにより殺されるが(ついでにセシリ

アも)、なんかあっさりしていてつまらない展開だった。

 

その後、ギレン派ビグザム部隊とキシリア派ジフレド(ニャアンが乗ってる)+

ギャン部隊が戦うアクションシーンになるが、ビグザムが弱すぎて違和感があっ

たな。以前の話で黒い三連星がの噛ませ犬だったのと同様で、本話のギレンとビグ

ザムも、酷い扱いだなあ。

このシリーズを見ていると、旧作に対する愛情が感じられるところ・感じられな

いところの差があり、原因は脚本が庵野秀明か榎戸洋司かの違いでは?と考えて

いる。庵野脚本だと、旧作キャラクターの捉え方に大きな違和感が無いが、榎戸脚

本だと違和感というか、粗雑というか、旧作への愛情を余り感じないね(少なくと

もオレは)。

 

本話にて、キシリア派・ギレン派・両派の共倒れを狙うシャリアの3勢力のうち、

ギレン派は壊滅したのだろう。イオマグヌッソが発動して、皆、どっかに飛ばされ

てたからな。

中心部にララァがいて誰かが制御して(今回はニャアン)発動→強制転移というの

は、『機動戦艦ナデシコ』劇場版に出てきたジャンプシステムみたいだった(発動

中のビジュアルはガンドロワだったが)。

後の2話でキシリア派とシャリアたちが戦い、それぞれ代表するニャアンとマチュ

が戦うようだが、シュウジ含めた3人の関係性が良く分からないまま来ているので、

まさに「もうどうなっても良いや」という感じ。