その昔、僕が不動産の営業マンから、広告業務の一般職に移った頃

仕事内容が大量にありすぎて(広告というくくりが広すぎ)

1.チラシデザイン(最初は代理店と打ち合わせ→後に自分でデザイン)
2.ウェブデザイン(デザインだけのはずが全体の管理、DBの管理まで)
3.社内SE(エスイーの意味さえわからないのに、PC修理からネット設定までなんでも)

このすべてを自分ひとりでこなすように徐々になって行ったのです。

今日はそのうちの、1.と2.にまたがる、写真のお話。

建物の写真を撮る場合に、全体が写らない(入りきらない)って、初期の疑問から始まった

僕の「カメラ探し」

バカチョン(=死語)カメラしか知らなかった僕が、建築雑誌片手に

「どうやったらこんな写真が取れるんだろ?」

って、知り合いの営業マン(=写真オタク)に相談を持ちかけた。

彼いわく、「(その当時の)一眼レフじゃ湾曲しちゃうから、レンジファインダーじゃないとね」

って、何語で話しているのかさえわからなかった。

もうわからないついでに、彼にこう言った。

「そのレンジファインダーってどのカメラを買えばいいの?」

彼は、「Leicaかな?本体と、レンズと、できれば三脚と雲台」

僕「大体いくらくらいするの?全部で」

彼「ん~84万円くらいかな?」

僕「・・・・」

僕「無理だよ、そんな額 会社に請求できないよ」

でも物は試しで、社長に相談した。

僕「こんな写真を撮るには、このカメラとレンズが必要で、ざっと80万位するのですが」

社長「へぇ= でも使いこなせるのかな? どうなんでしょ?」

結局これで折衝は終わり。

社長は必要ないと結論付けた。

でも 諦め切れない僕は、「他のメーカーでも出してるところってないの?」

「もっと安いのはないの?」

そんな疑問がふつふつと。

見つけました。自腹を切れるくらいの額で。

フォクトレンダー(=コシナ)逆輸入ということらしいのですが、レンズとあわせて7万円くらい。

レンズも魚眼レンズになるぎりぎりの15mm

これを買った後、最初に相談した彼にフォクトレンダーを買ったことを伝えると、

「あぁ、フォクトレンダーね。知ってるよ、それ。それもいいよね」

って、おぉぉおおおおおぉぉぉぉい!最初っから言えよ!!

7万円だったら会社の稟議も通ってるよ!!

という、フォクトレンダーで撮った写真はこれ。


間取り屋太郎のブログっす


奥行き感がかなり出るのではないでしょうか?

今はデジカメしか使わないので、フィルムカメラを使う機会もなくなってしまいました。

このフォクトレンダーも今は自宅で待機中です。

間取図トレースはトランステックへお任せください!