「なかなか祖母に会えないのでこの遠征を機に会いにいきたい。」

 

遠征を企画している時に遠征参加者の高校生が相談に来ました。

 

遠征出発日の前日に祖母の家に泊まって次の日現地集合したいとのこと。

 

僕の返事は「もちろん良いですよ。」

 

 

高校生のこの相談にはとても重要な要素が詰まっています。

 

①遠征をアレンジする能力

こちらから出されたスケジュール通りに動かなければいけないと思っていると

修学旅行となんら変わりません。

主体性とか自ら考える力というのはこういうことだと思います。

「せっかく遠征であの地域に行くのだから

自分のとってもっと有意義にできる方法はないか」

と考えた結果ですね。

 

②交渉してみる

交渉は社会に出てから常に必要とされる能力です。自分のやり遂げたいことと相手の要求しているものを擦り合わせる作業。やり方一つ、言い方一つで結果は変わります。

それよりまず交渉してみようという発想があることが大切でしたね。

そして投げかけてみる。

今回はとても上手な交渉でした。

 

③年配の方を思いやる心

これからの日本にとってとても大切なもの。

子どもに接するときに一番育んでほしい心。

今の大人に欠けていたからこんな日本になった原因の一つ。

 

それが、おじいちゃんおばあちゃんを大切にしようという心です。

 

彼のような心を持った多くの若者が社会に出た時に日本は豊かになるでしょうね。

 

そんな心を育むのが私たちの責任だと思っています。

 


※能登へボランティアに行った際に地域の子どもとテニスをする愛知県の子どもたち😌