この国のジャーナリズムは
どこから問わないで、どこまで問わないのか。

ジャニーズであれ、松本人志であれ、マスコミテレビの世界では「人権」問題に向き合うジャーナリストが一人も登場しない。唯一人もだ。ジャニーズファンの性被害者に対するバッシングは、「表現の自由」の内側と言い放った東山社長の発言は、皮肉にも一周回って「正論」だと言える。ダイバーシティや共生、そして被害者と加害者の「和解」は戦争の結果である。戦争もしないでダイバーシティや共生というのは、概念行為として成立しない。この国はあまりにも「綺麗事」と「隠し事」が多すぎる。何よりも子どもたちが疲弊し、混乱している。そもそも、エシカルな人間がジャニーズや松ちゃんファンと仲良く同じ空気を吸って生活など出来るはずがない。ジャニーズや松ちゃんファンは入学させない、入社させない、利用させない。世界人権意識を持った学校や企業の登場に期待したいものだ