住宅内の事故とは?
家の中で転んでケガをするくらいでは済まないのが「ヒートショック死」!
実に1年間で17.000人以上の方が亡くなっています。
私が中学生のころは交通死亡事故が多く、年間10.000人の方が亡くなり当時
「交通戦争」と呼ばれていました。
今では エアバック・衝撃吸収バンパー・自動運転停止装置・車載カメラでの
障害物の確認装置等等・・車の安全対策が飛躍的に高まり 車での死亡事故は年間
3.000人を割り込むまでに減少しました。
最近でも50歳代の有名な女優さんが 自宅の湯舟で亡くなりましたがヒートショック死
とみられ,改めてその怖さがTV等で取り上げられています。
「ヒートショック」・・一言でいいますと「急激な温度変化による体への悪影響」ですが
これが屋外ではなく、住んでいる家の中で起こるのですから正直ビックリします。
例えば最近の冬場、夜 年配の女性がお風呂に入りますが、暖かい居間から暖房のない
寒い廊下を通り気温約10度の脱衣場へ・・・この時に寒さで血管は縮み血流の流れが
早くなり血圧が高い状態に・・・そして温度42度の熱めの湯舟にドボン~
熱いけど気持ちいいですよね~ だけど我慢我慢で長湯しますと・・・・
この時血管は急激に膨張し 一気に血圧が低下! 結果 気を失う人が出て湯舟のなか
で「溺死」という悲惨な結果になります。
年齢的には 50歳代の中高年世代から特に気を付けたいところです。
では
その対策として 家の中の温度変化の少ない「高気密・高断熱」の住宅にする
のがベストですが、新築では多額な費用がかかりそうで簡単ではありませんよね。
「今住んでいる家を 断熱性を高めたリフォームをして冬暖かい家にする」という
のが現実的です。
壁の断熱化は大掛かりな工事になりますが、まず開口部(窓)の断熱化が手っ取り早く
効果てきめんです。単板ガラス→ペアガラスに交換・もしくは内窓を取付け二重窓に
家中の窓・サッシを全部交換すれば一番良いのですが、費用面で高くなりますから
リビングと寝室だけ交換するとか部分的にリフォームするのもアリ、です。
とに角この冬場、脱衣場やトイレ内を暖房器具で温める等、ヒートショック対策が
大切です。
七福ホームでは、ヒートショックの対策ができた住宅や断熱リフォームの提案をさせて
頂いています。少しでもご興味がありましたらお気軽に ご連絡下さいませ~
住宅担当の盛川でした。