『愛についてのキンゼイ・レポート』 | 天井桟敷 映画のはなし

『愛についてのキンゼイ・レポート』

2004年 アメリカ/ドイツ  原題 KINSEY

監督: ビル・コンドン  

キャスト:リーアム・ニーソン、ローラ・リニー、クリス・オドネル、ピーター・サースガード、ジョン・リスゴー


大学の動物学の助教授、アルフレッド・キンゼイ(リーアム・ニーソン)は、教え子のクララと恋に落ち、結婚する。
結婚生活はそれなりに順調だったが、一つだけ彼らを悩ます問題があった。それは、性についてだった。
夫婦にとっての危機とも言えるこの問題を、キンゼイは専門家にアドバイスを求め、乗り切る。
この自分の経験と学生たちから日々質問される性についての悩みを聞くうちに、キンゼイは性の重要性をあらためて痛感し、同時に性の実体が社会的にいかに知識不足かを感じる。
キンゼイは科学者の立場から性の実態を調べることが必要だと考え、調査を開始するのだった。
性に対する考えが現在よりもはるかに保守的だった1940~50年代のアメリカで、社会的に衝撃を与えたキンゼイ博士の生涯の物語。


先週の日曜にみにいきました。『チャーリーとチョコレート工場』と同じくらいみたかった映画です。

だって、クワイ=ガンですもの。


リーアム・ニーソンのキンゼイ助教授、ぴったりはまっていました。彼は、どこまで行ってもどこに行っても「先生」です。

しかし、似合う。


キンゼイ、彼は物事をコツコツやるタイプです。

実体調査の為に、ひとりひとりインタビューして回って、初体験はいつ?とか経験は何人か?とかどんな場所が(汗)?とかをていねいに聞いて行くんですね。

タブー視されてることに全面的に取り組んでいく、地道な作業と彼のどん欲さに感服しました。


キンゼイは、どんどん調査を進めますけど、もちろんそれをよく思っていない人たちもたくさんいるわけです。新聞やTVなんかは、タブーにあえて取り組むキンゼイをフィーバーしてみたり、おもしろおかしく報じてみたり・・・。

でも、キンゼイは外野の声に揺らがずに自分の調査に打ち込むんですけど、そこはほんとに強いなぁとおもいました。


強いと言えば、彼を支える奥さんのクララも強かった。

どんな状況になっても、彼女だけは絶対にキンゼイのそばにいて、かならず味方なんです。

これ、すごいことだなと思います。

私は、映画でしかキンゼイ氏のこと知りませんが、あのクララがいてのあのキンゼイだよねと感じました。


調査が立て込んだり、周りからの批判の声が多くなり、が重なり、とうとうキンゼイが倒れてしまうシーンがあります。

ここ、けっこうぐさっときました。

だって、あのリーアム・ニーソンが、ばたりと倒れるのですからね。

おっきくてしっかりがっちりした人の、弱い姿って、ほんとにぐさっときます。

ほそい人が倒れたりするより、数十倍はぐさっとくる。

なんか、何をおいても駆け寄って、よしよししなくてはという衝動に駆られます(汗)


クワイ・ガンがばたりっ・・・・・← よしよしよし。


ジョニー・デップがばたりっ・・・・・← よしよしよし。


ファントムがばたりっ・・・・・← なでなでなでなでなで。


さておき(泣)

おっきくてしっかりがっちりした人の弱い姿をみて

うわ(汗)よしよししなくては!という衝動に駆られちゃう方。


大丈夫。

けっこういっぱいいますから。



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奥さん 「あなたってば、これくらいあるかしら」


キンゼイ 「え(赤面)そ、そんなにはないよ」


奥さん 「子供のころから、おおきかったの?」


キンゼイ 「どうだったかな・・・・・(赤面)」


奥さん 「きっとそうよね。足のおおきい子って、背もおおきくなるっていうもの」


キンゼイ 「んあ?(あ、足のことね・・・・・泣)」




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