朝、いつものように珈琲を飲みながら新聞を読もうとしたら、
「そんなに急いでどこ行くの? 伊丹市の公立幼稚園&保育所 統廃合」というチラシが目に入った。
「伊丹市の子どもの未来を考える会」のチラシ。
この会は、
今回の「公立幼稚園&保育所統廃合案」について、
市民や当事者の声を聞いて欲しい、
整合性のある説明をして欲しい、
8月発表で12月議会に議決という拙速な方法はやめて欲しい、
と個人レベルで声を挙げた、幼稚園・保育所保護者、未就学児の保護者、地域の方々等の集合体。
SNSで情報共有しながら、署名活動や市議との懇談を精力的におこなっている。
伊丹市は、1つの小学校に1つの公立幼稚園がある「1校区1園制」。
それが地域の方々とのつながりを強くし、保護者も助け合って子育てをする雰囲気がある。
ただ時代の流れもあり、公立幼稚園への入園を希望する方々が減ってきたため、数年前から「統廃合が必要では」、という議論が繰り返されてきた。
2014年には学校教育審議会が「16園を10園程度に再編するのが望ましい」とする答申をだした。
ただ、今年(2017年)4月が市長選挙。
そんな政治的判断があったのか否かは、
市長に確認していないが、
再編計画の動きは無かった。
4月の市長選が終わるや否や、
市長をトップとする推進本部を5月に立ち上げ、8月1日に統廃合・再編案を発表。
9月中旬まで説明会を開催し、
9月中旬から10月末まで意見募集(パブコメ)。
パブコメが終わったばかりなのに、12月議会(12月4日~)に議案を上程するらしい。
今後の街づくりに大きな影響を及ぼす統廃合を、時間や結論ありきで進める市の姿勢に対し、見直しを求める署名活動は、瞬く間に全市へ広がる。
また、9小学校区19のお店や施設が、署名回収箱の設置に協力していただくなど、大きなうねりになっている。
市民運動が育たない、と言われ続けてきた伊丹にとって、画期的だ。
署名数は18日時点で15,000筆を超えたらしい。
市民の底力、スゴイ。
20日(月)昼前に、藤原市長へ署名第1回提出をする。
新聞各社も、今回の市民の動きに関心が高く、数社の取材が入る予定。
その後も、第2回・第3回と順次署名を提出予定。
本日のチラシの裏面は署名用紙になっており、回収箱を設置していただいている場所も記載。
是非、皆さんのご協力をお願いします。
今月末締切。
おかしいことは「オカシイ」という。
そんな当たり前のことを、しっかりと積み重ねていきましょう。
主権者は、私たちですから。