無職になって初めての本日、土曜日。

とくに予定もなく、ベランダの植物の手入れなんかをしながら

出かけていく家族連れ(私の住むマンションはファミリータイプなので

周りは小さな子供さんがいる核家族世帯ばかりです)を

見送っていると、ふと会社勤めをしていたときの

休日の過ごし方を思い出してしまいました。


休日出勤の多い業界でしたので、”休み”を確保できた日は

とても嬉しかったと同時に、貴重な休日を有意義に使わなければいけない!と

無理に予定を詰め込み、普段会えない友人の集まりに顔を出したり、

たまに行くバーで異業種の方にお話をきかせてもらったり、

仕事に関連した本を読んだり、外国語の勉強をしたり。


それらはすべて嫌いなことではなく、むしろ進んでやりたかったことだし

楽しかったけれど、やっぱりどこか余裕がなく、

自分の体内に流れる時間を無視していたように思います。


パワフルに動き回る自分に酔っていたのもあるかな。

私は本当はとてもスローペースな人間なので、

機敏にバリバリ働く女性に憧れる気持ちが強すぎて

自分に無理を強いていたんだろうな。



確かに、社会生活を送るためには、自分の時間と外界の時間を調整することは

大切なこと。

でも、自分の時計が壊れるほど早めて、何か意味があったのかなと

今は思います。

好きな海外ドラマの同じエピソードを何度も観ながら、怠惰に過ごす土曜日は

とても心地よいです。

(もちろん金銭的な不安は常に感じていますが)