「グシャ」という音とともに仙腸関節が動いた

そうした悲嘆の日々が続いていた頃のことである。
心の冬が終わりになる劇的な日が訪れた。

それは、六月二日の三回目の治療の時のことである。
今までのポコンという音から、グシヤという音がした。

本人いわく「臍の癒着がとれた感じ」である。
同時に足の痛みがなくなった。
「ウソー」と本人は信じられない様子である。

その日から治療所内で足、腰にバラコンバンドを巻いて、
十分、二十分と歩く練習をはじめた。

五日もすると、外へ出て散歩をするようになった。
初日は捻挫をした。
三日目には、その日の最初の治療が終わったところ、
外出したまま二時間も戻ってこない。

心配しているところへ、ようやく帰ってきた。
聞くと、美容室に行ったのち、
レストランでスパゲッティを食べてきたという。

子供が腰に跳びのって再発も、再度「グシャ」で快方ヘ

七月から会社に行けるようになったが、
足は、まだ投げ出しては座れない。
腰は少し痛いだけだ。
このくらいの痛みは、娘の頃からあったという。

排卵痛、生理痛もなくなり、
吹き出物も消え、顔色もよくなった。
夏休みは、ご主人と子供と三人で海水浴に行き、
ルンルン気分であった。

しかし八月も終わりになる頃、
目の前がまっ暗になる。

寝ている時に、一人息子が反動をつけて腰に跳び乗ったのだ。
ギックリ腰。またまた激痛で動けない。
家族に連れられて治療所に行ったところ、
先生に「今度は本当に良くなるチャンス。
子供に感謝しなくてはいけない」と激励された。

仕事をしながら、毎日、治療所に通うようになった。
九月のある日。また左仙腸関節がグシャ・・・!

臍の癒着が取れた感じで、腰の痛みがまったく消えた。
足を伸ばして座れる。手の平が足までつく。

今度こそ、先生も太鼓判を押した。
令子さんは真面目な人だから、
今度はバラコン運動も適度に、
毎日欠かさずやるようになった。

治療は週二回必ず受ける。
今年になっても、欠かさず続いている。

食事は一度抜いても、
治療を一回受けた方がよいと思っている人だ。
「今まで椎間板ヘルニアで手術しかないと
診断された数十人の人が骨盤療法で良くなっていますが、
痛みが消えると治療に来ない。

症状が出なければ、
バラコンバンド運動もしない人が多いのです。
そんな中で西本さんは、治療所の鏡ともなる人です


月刊自然良能より


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