十年来の腰痛、座骨神経痛から解放された

妻であり、母であり、

歯科衛生士として働くキャリア・ウーマンでもある。


その令子さんが初めて治療所を訪れたのが二月七日のことだ。

友人のすすめで自然良能会・五味会長の著書

『腰痛よく黙っていたもんだ』を読んだのがきっかけという。


症状の訴えを聞くと、二十歳以来の腰痛で、

排尿、排便時に足が痛く、腹圧をかけられない。

左座骨神経痛、排卵痛、右肩痛もある。


足を投げ出して座らせてみたところ、後ろへ倒れる。

診断したところ、骨盤は捻れて右前上へ、

脊柱も複雑な曲がりである。


学生時代はバスケットで体を鍛えており、

その後も腰痛体操を繰り返し行なっていたため、

何とか耐えられていたようだ。


しかし顔は血の気がなく、

吹き出物が口のまわりに点々とある。

症状の悪さを証明しているかのようだった


骨盤調整後一日で排尿時の痛みが止まった。

二日目からは走れるようになった。

二ヶ月間順調で、このまま治るかのように思えた。


ところが四月半ばのこと、

左脚に激痛が起こって歩けなくなった。

聞けば、早く治そうと思って

毎日二時間も骨盤運動をしたという。


他の人がバラコン運動を一万回したところ

十二指腸潰瘍が治ったと聞いて、

負けられないと思ったらしい。

本当に素直で真面目な人だ。


しかし、先生は「将来痛みが出るのを早く出して、

骨盤の捻れを早く治せと体が催促していると思って頑張ろう」

と励ました。


その日から一日三回の治療を行なった。

令子さんは治療所の奥の片隅に

巣を作ったかのように一日中いる。

痛いので横になっているが、何分かおきに起きては、

バラコンバンドを巻いたり外したりしている。


風が当たると痛いので、治療所の窓も開けられない。

トイレに行くのも、廊下まで這って行く。

朝は母親が送ってきて、

夕方はご主人が仕事を終えて迎えにくる。


この頃、あまりの痛さに

橋から飛び降りて死にたいとまで思ったという。

だが、自分で車は運転できないし、

飛び降りようにも足が橋の欄干まで半がらない。




月刊自然良能より



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