種類は粘液がん。特殊型とのことで、少し珍しいタイプのようです。

しこりに気づいて最初に行った病院では、「おそらく乳腺線維腺腫であり、癌ではない」と言われました。結局それは誤診だったのですが、粘液がんは、エコーや触診では乳腺線維腺腫にそっくりで、とても見間違いやすいのだそうです。

しこりの大きさは、一ヶ月前の検査時点では、13×12mmとのことでした。でもそれから今までの間に、さらに大きくなってきてしまいました。今では皮膚の上からでも、どこにしこりがあるのかはっきりとわかるくらい、かなりでっぱっています…かお

手術は6月5日です。内視鏡による部分切除の予定です。でも残念なことに、しこりが皮膚から近いこと、また粘液がんは針生検の跡から再発することがあること、という2点から、しこりと針生検の跡の2箇所の皮膚は切除しなければならなそうです。

針生検の結果は、ホルモン受容体陽性でした。手術まで時間があるので、ホルモン治療薬のノルバデックスの服用を始めることにしました。副作用らしきものは、今のところほぼ皆無です。生理も、量がとても少なく3日で終わってしまいましたが、予定通りにやって来ました。副作用などないに越したことはないのですが、あまりに無反応、しかもしこりが大きくなってきているとなると、それはそれで、私には効かない薬なのではないかと、焦りが出て来ます。

しこりの位置は下の内側です。リンパ節から遠い代わりに、温存した場合、醜い跡が残る可能性が一番高い場所です。セカンドオピニオンを受けた別の病院では、目を背けたくなるような、大きくえぐれた手術跡の残る写真を見せられ、「あなたの場合は、温存するとこうなる。放射線をかけると皮膚が硬くなり、再建することもできなくなるよ」と言われました。そして全摘・同時再建を勧められました。

私はそれを拒んで部分切除を選びました。でも、果たしてこの選択でよかったのか、全摘・同時再建していた方がよかったのではないか、と未だに迷いが生じています。