おはこんにちばんは。なるがです。
今日もウルトラアクトシリーズの紹介です!
今日紹介いたしますのはULTRA-ACT「ザムシャー」。
『ウルトラマンメビウス』第16話「宇宙の剣豪」に登場した宇宙人です。
『ウルトラマン80』の物語にも登場した「オオシマ彗星」上でマグマ星人の兄弟を瞬殺、さらに名を上げるため自らを追って現れたバルキー星人も打ち倒し、圧倒的な強さを見せました。
その来訪目的は「ハンターナイトツルギ(ウルトラマンヒカリが復讐に心がとらわれていたころの姿)の打倒」であり、居合わせたメビウスと戦った後、ヒカリと決闘。
その際、メビウスとの戦いで既に愛刀星斬丸が折られていた事実を告げられ、自らの負けを認めて地球を去っていきました。
その後最終章でサイコキノ星人カコ、ファントン星人とともに再登場。エンペラ星人が送り込んできたインペライザーに苦戦するメビウスとクルーGUYSの前に登場し、インペライザーを一刀両断。
衰えない強さと謎のツンデレキャラを見せました。
しかし降臨したエンペラ星人には手も足も出ず、アーブギアを纏ったヒカリとともに戦うも瀕死の重傷を負わされてしまいます。
そしてエンペラ星人の攻撃からGUYS基地を守って立ちはだかり、以前ヒカリとメビウスに言われた「守ることの意味」を理解して死んでいきました。
その強さと渋いキャラクターからメビウス登場怪獣の中でも人気は高く、『劇場版ウルトラマンギンガ』に再登場した他、ヒーローショーでもたびたび出演し活躍しました。
共闘したサイコキノ星人カコやファントン星人との出会いは小説版ウルトラマンメビウスで描かれ、若き日のガルタン大王*1と刃を交え、テロリスト星人*2と戦い、ツルク星人*3の群れに挑むなど大暴れしていた過去が描かれました。
また『大怪獣バトル』カードゲームではノダチザムシャーやユミザムシャーといった亜種が登場。ユミザムシャーはなんと女性戦士で、幅広い人気を得ていました。
そんなザムシャーはULTRA-ACT旧シリーズにて立体化。
本体はこんな感じです。
名前が「THE・武者」ということで、鎧武者をあしらったデザインはしっかりと造形に表現されています。
ちょっと惜しいのは、頭部の塗装。
眼帯をしていない方の左目が未塗装のため、既に死んでいるような顔になってしまっています。
本来であれば赤く塗られているべきで、たった少しのことなのに惜しいと感じました。
これは個体差ではなく、外箱の商品画像を見ても分かる通り、仕様だそうです。
首は兜が干渉しないところまで動かすことができ、結構上を見上げることができます。
しかし、下を向くのは苦手で、兜が干渉してしまうため、左右にもあまり動きません。
兜に付いている羽根飾り(もしくは髪?)は別パーツになっており、およそ好きな方向へ動かすことができます。
また、付属品と交換し、風にはためいている状態に変えることも可能です。
ザムシャー「赤色で羽根飾りだからといって、怪獣酋長ジェロニモンなどと呼んではならぬぞ?」
こちらは躍動感が出ますね。
肩当は上下に動かすことができ、ある程度腕の可動域を広げることができます。
以前紹介しました「エースキラー」と同じような仕様のようです。
腕はそれほど内側に動かせないものの、人型フィギュアとしてはそこそこの可動範囲。少し硬いですが、その分ポージングしやすいです。
またダークザギ同様、上腕筋部分にもう一つジョイントが施され、360度ぐるりと回転させられるので結構ポーズの自由度は高くなっています。
腰に付いている飾りはエースキラー同様軟質パーツで、足の可動を妨げません。飾りの少ない後ろ側には結構曲げることができ、このようなお茶目な、某水道管工事の兄弟よろしく空中を駆けるポーズをとることも可能。
ただ長時間飾りを曲げて固定していると飾りに変な癖がついてしまい、元の姿勢に戻した時に少し見栄えが悪くなってしまうのも同様です。
前屈・後屈はともに苦手。
腰部分は前後問わずほとんど動かせません。
その代わり足と胸が動かせるので、姿勢を変えるのにそれほど苦労はしませんでした。
それでは次に、愛刀星斬丸。
単3電池と比べると分かりますが、細く、小さいです。
裏面。
ザムシャーに装着するための凹凸があります。
鞘から抜いた状態。
拡大すると分かるのですが(画像では分かりにくいですが)ちゃんと刀らしい造形がなされており、唾は簡易な造形であるものの、持ち手や刀身部分はなかなかの再現度です。
背中には刀を装着するための穴が開いており、そこに差し込む形で装備します。
刀を装着した状態。
後ろから。
差し込んだ状態でもある程度自由に向きを変えることができ、好きな角度で装備することができます。
交換用手首を使って、刀を持つこともできます。
塗装が擦れそうですが指の間に差し込む形で持たせるので保持力は高く、どの位置を持つかも調節できます。
逆手に持つことも可能。
鞘に納めた状態で柄を握らせて背中にはめれば、このように抜刀直前の姿を再現可能。
後ろから見た画像。
手首の保持力も高いのであまり無理に持たせようとすると壊れたり、折れたりしてしまう可能性があります。
一度背中から鞘を外し、手に持たせてから装着するのをお勧めします。
左手を交換し、刀を両手で持つことも可能です。
ただ動きがかなり制限されるのでポーズは限られてしまうのですが。
このように、『必殺仕事人』風に。
見栄を切って、いよぉお~。
左手の交換用パーツは少し保持力は劣るものの刀を持たせることができ、一応両方の手で刀を持つことができます。
せっかくなので『るろうに剣心』斎藤一の牙突を。
刀を持てるキャラクターはやはりポーズが一段とカッコよく決まりますね。
エースキラーも武器はあるのですが外れやすいのであまりポーズを付けるのには向いていません。
動画サイトで子供と遊ぶ同胞の姿を発見し、嘆くザムシャー。
動画のザムシャーはイベントで子供たちと「叩いて被ってジャンケンポン」の6本勝負をしていました(笑)
何故そんなお座敷遊びを子供と…苦笑
わずかに手を開いた形の交換用手首を使って、記念撮影ポーズ。
見栄えの良い男性の姿勢は
・手を太ももの付け根に
・背筋をまっすぐ
・目線は真っ正面
・あしは少し開く
と良いそうです。
流石は剣豪。ビシッと決まりました。
跪くザムシャー。
お相手は誰でしょう。
こうした侍らしいポーズをとらせられるのは、歴史好きには嬉しい限りです。
と思ったら、踊り出すザムシャー。
とりあえず炭坑節にしておきましょう。
匍匐前進するザムシャー。
実際に床下で、剣を背中に背負った忍者がこの動きをしようとするとあちこち引っかかって全くスムーズに動けないそうです。
ザムシャーは羽根飾りや肩、あちこち引っかかりそうですね(苦笑)
「メビウ~ス!」ならぬ「ザムシャ~ッ!」
劇中では人間と一体化しませんでしたが、巨大化シーンはないのでしょうか。
それとも、元々巨大な一族なのか。
設定身長は53mです。
戦い後、揉み師に世話になるザムシャー。
ゼットンに指はありませんが、怪獣同士、心があれば大丈夫…なのか?
ちなみに、ULTRA-ACTの中ではザムシャーは小型で、フィギュアーツのゼットンよりも背が低いです(ゼットンは触角が長いというのもありますが)。
同じ人型怪獣のエースキラーと並んでも、目線が下で背も低いのが分かります。
ウルトラマンと並ぶと、やはりウルトラマンの方がエースキラーよりも大きいですね。
本当はヒーローの方が小さいと画面映えするのですが、バンダイソフビの時代からヒーローの方が大きく作られます。
サイズを小さくして、価格を安く、塗装を細かくすれば…。
と、ウルトラマン前回も見せた目つぶし。
モロにヒットし、悶絶するザムシャー。
エースキラーが解放しようとしますが、右手が怖いです。
エースキラーも『ウルトラ怪獣散歩』では安田大サーカスクロちゃんのネタをやったりボケて見たりと大分コミカルな一面も見せるようになったので、そのエースキラーと思ってください。
ゼットンと喫茶店でだべるザムシャー。
ザムシャー「何故拙者たちは人気が出るとこみかる路線にせねばならんのだ?」
ゼットン「ウルトラマン、陰謀。」
ザムシャー「拙者に目つぶししてきたのも?」
ゼットン「陰謀。怪獣、弱者。」
ザムシャー「ぬうぅ…許せん。ウルトラマン共を…斬る!」
今回はほとんど自分趣味の写真ばかりになってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
やはり100点満点とはいかないものの、個体差のあるULTRA-ACT初期シリーズの中ではなかなかの完成度だと思います。
そして、サイズ感もちょうど良く、『ウルトラ怪獣散歩』やイベントで共演した怪獣たちと網膜絡ませられそうです。
また、価格もそれほど高騰していないので、手に入れやすいフィギュアだと思います。
ザムシャーやメビウスが好きな方はもちろん、刀を持った人型可動フィギュアと見てもグッド。
気になった方はチェックしてみてください。
いつもステマみたいなことを言ってしまい、申し訳ございません(^U^)・・・苦笑
それでは今日はこの辺りで。
さらば。
次回、『必殺仕事怪獣』。
ご期待ください。
*1ガルタン大王
身長2~60m、体重120㎏~3万2000t 別名:侵略星人
『ウルトラマン80』第43話「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」に登場した宇宙人。配下に宇宙遊牧民ガラガラ星人を従える。手勢を率いて光の国へ進行するもウルトラ戦士の反撃にあって失敗し王子を失ってしまい、光の戦士を逆恨みした。そしてウルトラマン80に狙いを定め、危機を伝えるために現れたウルトラの国の王女ユリアンを追って地球に出現し、彼女の円盤を撃墜。
その後ユリアンのブレスレットをしていたUGMのエミ隊員をユリアンと間違えて捕える。アジトに駆けつけた大和猛隊員(80の人間体)と星涼子(ユリアンの人間体)をエミ隊員を人質ににしてガラガラ星人に殺させようと企むも、エミ隊員が決死の覚悟でガラガラ星人からヤマト隊員を庇ったため失敗。
怒りに燃える80と巨大化して激突した。戦闘においては自慢の剣を活かした多彩な攻撃で80を追い詰めるも、剣を80に折られてキックをくらい、怯んだ隙に必殺のサクシウム光線を撃ちこまれ、倒された。
*2テロリスト星人
身長52m、体重3万1000t。別名:緑色宇宙人
『ウルトラマンタロウ』第38話「ウルトラのクリスマスツリー」に登場した宇宙人で、戦争と侵略に明け暮れている。地球に存在する自身の好物、LPガストメタンガスを狙って襲来した。地球の調査を終えて帰還途中の善良な宇宙人ミラクル星人を殺害し手地球の調査資料を強奪した。タロウとの戦いでは県と銃を武器に苦しめるも、ミラクル星人が少女に授けていた魔法のビー玉を投げつけられて凍結し、タロウに酔って放り投げられ、シューティングビームで木端微塵に粉砕され、雪となって街に降り注いだ。
*3ツルク星人
身長2.4~54m 体重50㎏~2万t 別名:奇怪宇宙人
『ウルトラマンレオ』第3話「涙よさよなら…」第4話「男と男の誓い」に登場した凶悪な宇宙人。人間大の時は闇夜に潜み、通り魔的に人々を惨殺。シリーズのレギュラーキャラクターのトオル少年の父と、父親代わりを申し出たMACのスズキ隊員を少年たちの目の前で真っ二つにし、視聴者にもトラウマを植え付けた。さらに凶行の現場にレオをあしらったレリーフを残し、挑発した。ダン隊長によりおびき出され、格闘の末仕込み杖を眉間に打ち込まれるも死なず、巨大化し、怪獣となって暴れ回る。高圧電流を受けて退散するも、逆に胎内に電流を溜めこみ触れた物を高熱で溶かす能力を得るなど生命力も高い。
レオ以上の実力を持ち、体術と隙のない素早い斬撃で一度は完勝した。その後レオ=オオトリゲンは真冬に滝の流れを断ち切り、星人の素早い攻撃を破るための特訓を行ってリベンジ。今度はツルク星人が圧倒され、フラフラになったところをレオの手刀で両腕を断ち切られて倒れ、落下してきた両腕の剣で胸を刺され、死亡した。
演じた真夏竜さんは、撮影後肺炎を発症しかけたほど寒かったそうだ。