●無実の罪を着せられて逃げる映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

無実の罪を着せられた逃亡者映画 ベスト10



罪を犯していないのに犯人に間違われたり、

或いは陰謀から犯人に仕立て上げられて

やむを得ず逃亡者の身となる映画を集めました。

このパターンの映画、本当の犯人を見つけることで

無実の罪を晴らそうと自らが奔走するという展開になりがちです。




1 ゴールデンスランバー

何かの大きな力によって、首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられて追われる身となった堺雅人演じる主人公。その不条理さがこの作品の生命線。主人公がどう冤罪を晴らすかでなく、どう逃げ切るか、それだけに絞った展開によって、スピード感と緊張感にあふれた作品に仕上がっています。通常のこの手の映画とは一味違う結末も見どころ。


ゴールデンスランバー


2 君よ憤怒の河を渉れ

強盗殺人犯に仕立て上げられた高倉健。北海道に飛んだり、東京に戻って精神病院に進んで入ったりと、とにかく舞台も目まぐるしく変わり、スピード感と緊張感に溢れた作品です。しかしコミカルな音楽をそこに乗せることで、どこか人を食ったようなユーモアも込められ、そのあたりは独特の雰囲気を醸し出しています。


君よ憤怒の河を垂れ


3 逃亡者

妻殺しの罪を着せられて死刑判決を受けたハリソン・フォード演じる外科医が、歯科犯人を探して護送車から抜け出し、追われながらも目的を達成するまでを描いた、緊張感の持続するサスペンス映画です。彼がどう逃げ切るのか、そして真犯人は見つかるのか、最初から最後までスリリングな展開で目が離せません。


逃亡者


4 ザ・シューター/極大射程

陰謀により大統領襲撃犯に仕立て上げられたマーク・ウォールバーグ演じる狙撃の名手が巨悪に立ち向かう中で「殺しまくる」ヒーローに。冷徹に人を殺す一方で、かつての相棒の未亡人に対して見せる人間的な側面と、その対象が主人公のキャラクターを魅力的なものにしているのかもしれません。


ザシューター極大射程


5 北北西に進路を取れ

殺人の濡れ衣を着せられた主人公が逃走を続けるヒッチコックの代表作のひとつ。ロマンスあり、ユーモアあり、アクションありのヒッチコック本領発揮のエンタテイメントスリラーです。エヴァ・マリー・セイントのゴージャスぶりには目を見張りました。


北北西に進路を取れ


6 フレンジー

同じくヒッチコック得意の巻き込まれ型のサスペンス。殺人事件の現場をたまたま訪れたことから犯人だと疑われ逃げ回ることになってしまった主人公。主人公の身になって観ている者をもドキドキさせてしまうのはさすがヒッチコックといったところ。


フレンジー


7 迷走迷路

ヒッチコック3連発。工場火災の工作員として指名手配されてしまった主人公が、次々に目まぐるしく場所を移動しながらも、捕えられたり脱出したりと息つく暇もないスピード感ある展開。自由の女神の上での攻防の特撮も1942年当時としては見事なもの。


迷走迷路


8 サバイバー

罠にはめられて逃げながらも、真実を見つけるために走る姿は、ミラ・ジョヴォヴィッチにはピタリとはまります。やっていない容疑を重ねられつつも一人で真実を暴こうと奔走。よくあるタイプの王道的逃亡サスペンスです。


サバイバー


9 マイノリティ・リポート

将来の殺人事件を予知するシステムにより取り締まりが行われる未来において、取り締まる側のトム・クルーズ演じる主人公が、男を殺す場面が予知されたことで追われる身になってしまうというSFサスペンス。しかしその裏にはシステムを巡る陰謀が隠されていたということで、これもまた無実であったわけです。


マイノリティリポート


10 三十九夜

ヒッチコックが4作目。この形式はとにかくヒッチコック得意のパターンなのです。殺人の疑いを晴らすために逃げながらも真実を掴もうと奔走する主人公。1935年の初期の作品ですが、美女とのやりとりも含めて、今後の同形式の作品の原型ともいえる映画でしょう。

三十九夜