タイトルに「天国」がつく映画 ベスト10
文字通り映画のタイトルに「天国」がつく映画です。
①天国の駅 HEAVEN STATION
吉永小百合が死刑囚を演じた濃厚なドラマ。運命に翻弄されて波乱万丈の半生を送る主人公を吉永が熱演し、冒頭からストーリーに惹きこまれる見ごたえのある映画に仕上がっています。
②天国の日々
とにかく、映像の美しさに圧倒されました。リチャード・ギアの美しさと、農場の四季折々が見事なハーモニーで、スクリーンを眺めているだけでもうっとり。特にイナゴ来襲と火事のシーンは圧巻。
③天国の口、楽園の終り。
友達同士の夏休みのたびに加わった一人の女性。残された時間が僅かな彼女との微妙な三角関係ロードムービーです。あまり好感の持てなかったヒロインでしたが、最後に明かされた真実で、いっぺんにせつなくなってしまいました。
④天国はまだ遠く
加藤ローサ演じるヒロインが、自殺しようとやってきた民宿のあるじ(徳井義美)との交流の中で、自分を取り戻していく「癒し」の映画です。のんびりした田舎の空気、とにかく都会のせわしさを忘れてぼーっと過ごす日々。そんなことを観ている側も体感しているような気持ちになりました。
⑤天国と地獄
子供の誘拐事件を描いた、黒沢明によるサスペンス映画。3部構成的なつくりの中、緊迫感ある展開が続き、見ごたえがあります。
⑥天国から来たチャンピオン
寿命が残っているのに事故死してしまったアメリカンフットボール選手を、ウォーレン・ベティが演じたファンタジー映画。恋愛、ビジネス、スポーツ、人間ドラマといろいろ詰め込んでおなかいっぱい。
⑦天国までの百マイル
時任三郎演じる主人公が、どん底の生活の中、病気の母親に手術を受けさせようと、長旅に連れて行きます。親子のあり方、人生のあり方をしみじみと考えさせてくれる作品でした。
⑧天国の本屋
ベタなファンタジーで、どこか恥ずかしくなってしまうような部分もありますが、全く違うところで展開しているストーリーが少しずつ繋がっていく構成は悪くないです。玉山鉄二&竹内結子。
⑨Life 天国で君に逢えたら
死を前にしたプロサーファーと家族や友人の厚い絆を、奇を衒わずにストレートに描いたものになっています。夫婦愛、親子愛を軸に、彼を支える友人、先輩も皆いい人ばかり。このあたりは「実話」ということからすると、酷い描写はなかなか出来ないでしょう。
⑩天国への階段
この作品が1946年に制作されたという事が驚きです。モノクロとカラーを使い分けた、おそらく当時としては斬新だったであろう映像、決して今でも古さを感じさせない内容といいたいしたものであると感心。