2023年7月◆つぬっこの日本100名城めぐり『名古屋城』
【2023年7月】コチラのつづき・・・
金シャチ横丁から名古屋城天守に向かうボキら。
二の丸敷地内にあるドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)の
前には相撲ののぼり旗が。名古屋場所をやってました。
ちびつぬ
「だから金シャチ横丁にお相撲さんが来てたのね~」
おっ、花咲かじいさん
ちびつぬ「加藤清正公の銅像よ~」
徳川家康が名古屋城を築城するにあたって、築城名人として
知られていた加藤清正が呼ばれて、わずか3ヶ月で天守閣の
石垣を積み上げたんだって。
名古屋城には創建時のまま現存する3つの隅櫓があって
いずれも重要文化財に指定されています。
これは名古屋城の防衛のために本丸の西南の隅に
1612年頃に建造された西南隅櫓だよ。
二階の西面、南面にある張り出し部分。
床に開閉式の穴をあけ、石垣に接近してきた敵兵に
石を落としたり鉄砲の筒先を出して銃撃できるようにした
”石落し”とうい仕掛けがあるんだよ。
本丸表二之門。
こちらも現存する名古屋城創建時の建造物だよ。
ちびつぬ
「天守閣、本丸御殿跡地に入るメインゲートよ」
名古屋城天守閣の前だよ。
天守閣は戦災で焼失しちゃったけど、市民のみなさんの寄付で
1959年に鉄骨鉄筋コンクリート造で再建されたそうです。
残念ながら今は老朽化や耐震性の問題で中に入れません。
ちびつぬ「記念撮影だけでもしましょう!」
戦禍での焼失が最も惜しまれたのが天守閣の隣にあった
本丸御殿だったんだって。「近世城郭御殿の最高傑作」と
言われていたそうです。
そこで焼失を逃れた資料をもとに、2009年からの
復元工事で完成(2018年)したのがこちらです!
早速、中に入ってみよう。
本丸御殿の玄関には金地に虎と豹が描かれた
「竹林豹虎(ちくりんひょうこ)図」という襖絵があります。
この絵は客人を威圧するために描かれたんだね。
でも、なんで虎と豹
実は江戸時代の絵師は、豹を雌の虎だと思って、
豹虎をセットで描いたのだと言われています。おもしろいね!
ここの襖絵などは全て復元されたものです。
戦時中、襖や天井板絵などは取り外されて
別の場所に保管されていたため多くが焼失を免れたんだって。
貴重な美術品が無事だったのは本当に良かったね。
現物は西の丸御蔵城宝館の方で保管展示されています。
ちびつぬ
「でも復元されたものでも充分見ごたえあるわね~」
見事な襖絵ばかりで、まるで美術館に来たような
気分だなぁ。復製なので、すぐそばまで近づいて
見ることができるのがいいです。
上洛殿の上段之間にある彫刻欄間に見入ってしまうボキら。
この部屋は1634年(寛永11)、三代将軍家光が京都に向かう途中、
宿泊した部屋だよ。本丸御殿で最も豪絢爛華なのが
この上洛殿なんだって。
上洛殿の天井は城の中でもいちばん豪華だよ。
黒漆塗りで、板絵と蒔絵が施されていて
一枚一枚絵柄が違うよ。
狩野探幽の「雪中梅竹鳥図(せっちゅうばいちくちょうず)」。
雪積もる早春の梅の木に雀と尾長鳥が配されています。
本丸御殿を見学して思ったのが、障壁画の色が鮮やかで、
檜や畳のにおいがして、建造当時の雰囲気が味わえるのが
復元の良さだよね。
名古屋城天守閣木像復元募金箱があったよ。
今は老朽化で中に入れなくなってしまった天守閣だけど、
現在の鉄骨鉄筋コンクリート造りではなく、
この本丸御殿のように本来の木造建築で復元されたらいいね。
ちびつぬ「募金したの~」
ちなみにこれは東南側から見上げた天守閣だよ。
右端には現代のエレベーターからの出入口が、
左端には本来の小天守からの出入口があります。
名古屋城は観覧料に500円必要だけど
本丸御殿に入るのは無料だし、天守閣の外観が
見られるだけでも見学する価値があるね。
そして総合案内所で無事、名古屋城のスタンプをゲット!
ちびつぬ「きれいに押せた~」
(スタンプの進捗状況は→こちら )
名古屋城を見学した後は、趣味のレトロ喫茶めぐりに。
・・・つづく(→こちら)。