+αという美しい調和 -当たり前を覗いてみる89-

視覚的な最も美しいバランスは、平等院鳳凰堂のように、左右対称だと言われています。

人間が感じる美しい顔も左右対称なんだそうですよ。

アンパンマンやしまじろうが子供に人気なのは、左右対称だからのようです。

しかし、左右対称の世界は自然界にはありません。

自然界は左右非対称。それは世界が、場面を切り取った世界の組み合わせで出来ているわけではなく、過程の中にフラクタルという仕組みが組み込まれているから。

そういわれてみれば、確かに、私たちが考える左右対称はとある方向から見た、とある場合の切り取った世界に登場するものです。

顔なら、顔の正面から見た時。平等院鳳凰堂も正面から見た時。

少しでもずれたら、対象性は崩れてしまいますね。

ではフラクタルはどう考えたらいいのでしょうか。

それは、+αです。

・昨日の自分よりも、何かひとつ意識してみる

・請け負った仕事に、何かひとつ参考になる情報を添える

・朝起きたら、笑顔と新鮮な気持ちから1日を始める

左右対称がある場面を切り取った世界なのに対して、フラクタルは過程になにかひとつ加える世界です。

どんな+αがいいのかと言えば、楽しくなる気持ち、面白くなる気持ち、スッキリと新鮮は気持ちを添えると、美しい調和というキーワードにもシックリします。

ある場面を切り取って、ある方向から見る左右対称も、意図したデザインの通りの調和という美しさがあります。

ですが日常にそれを取り入れようとなると、ちょっと肩がこりそうです。

1日、1週間、1か月という過程の調和を、気持ちを添えるという+αを心がけることで、見える景色が変わるのは、人間の面白さ、生きる面白さでもあると思っています。

+αという美しい調和を日常に取り入れてみること。

今ここからどんな気持ちを+αしたいですか？

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