迷ったときは自分が何をみているのかを観察する-当たり前を覗いてみる87-

・迷ったらワクワクする方を選ぶ

・迷ったら一番しんどい方を選ぶ

・迷ったら、、、

迷ったら〇〇をしたらいいよね、というキーワードが浸透するほど、人間は迷う生き物なのかもしれません。

「認識と疎通する」という観点から見ると、ちょっとまた違った側面が見えてきます。

私たちは普段、自分が何をみているのかとじっくり対話する時間をとれていません。

例えば、新たしい学びを始めようか、やめようか。といった場合。

考えてしまうことは、選択する対象や選択する理由についてですね。

〇〇を学べばこんなことが出来るようになるはず、それにはこれだけ時間を使う、お金を使う。

どうしようか、選択すべきか、それとも見送るべきか。

「認識と疎通する」という観点からみると、この考え方とは逆の世界と出会わなければなりません。

・そのそも何を迷っているのか

・何を選択しようとしているのか

・何を変えようとしているのか

・そう考えている私は私のことをどう思っているのか

迷っている場合、そこにいる私自身を出発として考えが走り出しています。

そこにいる私自身とは、足りない私を補おうために何かを得ようとする私です。

つまり、選択しようとする対象は、私自身の足りない「何か」、補おうとする「何か」ということになります。

新しい学びを始めようか、やめようかという悩みは、私自身の足りない何かが「ある」、補ってくれる何かが「ある」という前提から始まっているんですね。

さて、自分の認識と疎通するのは、ここから始まります。

そもそも、その足りない何かをなぜ気にするようになったのかというポイントです。

その気にしているポイントは、自分以外の他者との比較や影響によって自覚しているのか。それとも、自分が心から在るべき自分との比較によって自覚しているのか。

他者による「影響で足りない私」を自覚しているのなら、もう一度考え直すべきです。

それは、自分が創ろうとする世界ではなく、他者が創ろうとする、他者の基準だから生まれた世界だからです。

後者の「自分が心から在るべき自分」との比較であれば、そのまま迷わず飛び込んでもいいでしょう。

迷ったときは、対象ではなく自分の認識と疎通すること。他者ではなく自分の心から出発した選択をすることです。

自分が何を認識しているのか、何をみているのか、そこにどんな自分がいるのかを観察することで、心を落ち着かせて創造的な一歩を歩んでいけます。

今迷っている事ありますか？

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