平成最後の日〜色と時代 | つまみ細工教室⭐︎ ひなぎく「花夢月比売」

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つまみ細工作品と教室のご紹介です。
教室は本拠地渋谷教室「つまみ細工ひなぎく工房」の他、埼玉県を中心に認定教室も含め展開。
本業の琴のご報告もたまには。。。

平成最後の日。


自分が生きてきた「昭和」「平成」を振り返ると(というか歴女なので生きてない時代も生きてた気がしてますが💦)「色彩」の違いっていうのを思います。
音楽の違いはよく言われることで、音楽はわかりやすく世相を映しますけど、色彩も時代を映すなーって思います。

 

 

・昭和初期 〜大正ロマンから続く色氾濫の時代
大正ロマンの華やかさをそのまま引き継いだ和の色が氾濫するカラフルな時代。
例えば写真の着物。いいとこのお嬢さんが着たアンティーク着物。
オーダーメイドで染めていただくカラフルなお着物にカラフルな帯をぶつけるようなカラーリングも特徴な時代。

丁寧な手作業によるぬくもりのある色合い。
家やインテリアは木とか畳とかアースカラー。

 

・戦後昭和〜カラフル&パステル
戦中の色なし時代の反動か、カラフルなイメージです。
炊飯ジャーにもポットにもお鍋にもビビッドな柄!特に花柄!


オレンジと黄緑のものが多い気がするのは着物の色彩美をまだ持っていたからでしょうか?
あたたかな色合いが多く、それが金属の色と掛け合わされるイメージ。
色と柄に囲まれた暮らし。

それから、パステルカラーのイメージ。
松田聖子さんとかおニャン子クラブとかファンシー雑貨とか。

 

・平成〜モノトーン&シルバーそしてシンプル
平成のイメージはふたつあって、ひとつは「シンプルカラーレス」。真っ白で統一されたインテリアとか、そこにちょっと白木をいれるような。
家電や車もどんどん装飾をなくしてシンプルにしてった時代。
もう1つは「光りものシルバー」。
共立美容外科のはるな愛さんCMのイメージ。

かっこいいかんじで、色というよりメタリックな質感が印象的。

 

 

さて、令和はどんな色彩イメージの時代になるんでしょうね?

 

※画像はお借りしているものがあります。お借りした皆様ありがとうございます。