やっと日本語をうてるパソコンにたどりつけました(笑)
7月29日にイタリアのプレマナで開催された、ジルデモントスカイマラソンに出場しました。結果は16位でした。今の力を出しきることができての結果なので、今の自分としてはまあまあでしょう。
Giir di mont result
ワールドシリーズ戦で、ドロミテに出場したトップランナーたちのほとんどが参戦したレベルの高いレースになりました。ただし、イタリア最速男のマルコデガスペリ、ドロミテで優勝したキリアンはアメリカのレースに出ていたようで、世界の2トップは不参加でした。
ジルデモントは、直訳すると山の旅という意味だそうです。ドロミテのような山登り競走というよりは、プレマナ周辺のサマーハウス(夏の別荘)の小さな村々を結ぶ村めぐり競走という感じのコースです。とはいっても、やっぱりスカイマラソンですから、32kmで累積標高差2400m(細かいアップダウンを含めれば実際には2600mほど)。800m、1000m、600mの3度のアップダウンがあるタフなコースです。2年前にskyrunner world campionshipにもなりました。
今回もスタートからかなり高速レースとなりました。スペインの有力選手がスタート後に頭から転倒するくらい激しかったです。3度のアップダウンがあるので、最初の800mの登りは抑えて30番くらい。2度目の登りからペースを上げて10人以上ぶち抜きました。練習不足が如実にでて、最後の登りでは足が終ってしまいましたが、順位をキープしてゴールしました。欧州にしてはかなり暑い一日となったので、自分もふくめてゴール後はしばらく日陰で倒れている選手が多かったです。今の力を出しきったという満足感がありました。
それにしても、ど田舎にしては、かなりにぎやかなレースでした。途中の10を越える村々ごとに、「ダイダイダイダイ」(イタリア語で、前に前に、がんばれ、という意味)という大声援です。自分の名前で応援してくれるのでかなり元気がでました。途中3箇所くらい、山の上や集落ではガンガン音楽を鳴らして大盛り上がり。「ダイマツモト ジャポネーゼ!!イエーイ!!」とMCがにぎやかしてくれました。ゴールも観客とタッチしながら。苦しさのなかに多くのたのしさを感じられた3時間37分でした。
今回の勝者は2年前のシリーズチャンピオンのカスタニャーさん。経験がある選手が粘り勝ちした展開だったようです。トップにはまだまだまだまだ差があると感じましたが、コースが異なる2試合とも20番前後に入れたので、トップ10はすぐ目の前にあると確信できました。アンドラやスペインのナショナルチームや大会オーガナイザーからも「いいレースだったね!!」と認められたので嬉しかったです。目標が明確になったので、もっともっと強くなってやるというモチベーションが上がってきました。
一応入賞で50ユーロをゲット(笑)
今回、自費で取材してくれた藤巻カメラマン(海外のスカイランナーワールドシリーズの写真を初めてとってくれた日本人カメラマンです)とビールで乾杯しました。スカイランナーの臨場感が溢れた素晴しい写真を撮影してくれたので、後日、雑誌やウェブでご覧になってください!!藤巻くん、ありがとう!!!!!
さて、遠征最終戦のsierre-zinalまで2週間。疲労を抜きながら、少しはのんびりとトレッキングもしたいと思います。みなさんのメッセージがとても嬉しいです!!ありがとうございます!!
プレマナの村
前日のセレモニー
にぎやかな会場
世界の女子
世界の赤ちゃん(強くなりそう!!)