ネコと薬の話 | 月読草子

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月読文世 @ 文章修行中

 

皆さま、こんにちは。


すっかり春らしくなってきましたね。


去年の今頃は、闘病中だったネコのしろを、必死に看病していたなぁ、と、ふと。


4月の中旬に、お空に帰っていったのでした。


この季節らしいにおいや、暖かさ、日の射し具合なんかで、フラッシュバックのように思い出すことが多く、懐かしんだり、悲しんだり。


会いたくて、触れたくて、たまらなくなります。


ああすればよかった、こうしてたら違っていたのでは、などと、いろいろと思うところはあるのですが。

 

 


でも、しろのためにたくさんの情報を集め、学んだことは、とても役立っているのです。


というのも、うちの15歳になる茶トラ姉さんが、年末の健診で、腎臓の値が要注意になってしまいまして。


その影響で、血圧も上がり、かなり心配な状態でした。


かかりつけの獣医さんがおっしゃるに、


「腎臓は一度悪くなると治らない」


なので、腎臓に配慮したフードに切り替えて、これ以上悪くならないように、できるだけ進行を遅らせるように、がんばりましょう、とのことでした。


降圧剤を処方され、また1か月後に検査することに。

 


でも、その1か月後の検査で悪化がみられ、血圧も倍近くに上がっていたのです。


普段の様子も、弱々しくなってきていました。


それでも、


「腎臓はねぇ……」


と、同じ降圧剤を処方されまして。

 


あきらめきれなかった私は、しろの闘病中に利用していたサイトで、以前から気になっていた腎臓の薬を個人輸入し、飲ませることに。


それは、血圧にアプローチしつつ、腎臓の残された力を温存しながら機能させる効果のあるテルミサルタンという成分が入っている薬で、使用した飼い主さんのレビューも上々だったのでした。


到着まで2週間弱かかりましたが、早速服用させると、翌日から動きが活発になり、食欲も出てきたのです!


で、飲み始めから2週間ちょっと経った、前回の検査からの1か月後に、病院で検査をしてもらうと……


腎臓の数値が正常値になり、血圧も少し高め、という状態になっていたのでした!!


獣医さんに正直に話すと、


「その薬はいいと思いますよ」


とのことで、ホッ。


先生は、その薬をご存じではあったものの、日本ではまだネコにあまり使われていないようで、その病院では処方していないようでした。


なんだか、以前観た映画、『ダラス・バイヤーズクラブ』や『薬の神じゃない!』を思い出してしまいました。


ダラス・バイヤーズクラブ』 『薬の神じゃない!

 

 


今、茶トラ姉さんは、とても元気に過ごしています😺


腎臓ケアのフードは飽きやすいのか、20種類くらいをローテーションしなければなりませんが、食欲もバッチリです。


スヤスヤと私のひざで眠っている様子を見ながら、これもしろとがんばった日々のおかげだよね、と感謝。


腎臓がが治ったわけではないので、今後も油断はできませんが、少しでも穏やかな状態が長く続きますように。


もう一匹の同い年の茶白兄さんも、甲状腺機能亢進症を抱えていますので、こちらも注意していかなければ。


まだまだ精進が必要ですな😉