一番下の子供が大きくなってきて、私自身少し落ち着いてきたからでしょうか。。



これまでは、無我夢中で子供との時間を過ごしてきた気がしますが、ふと、既におばあちゃん目線の自分がいたり…
少し客観的になってみると、簡単にできること、見えてくることって、いろいろあるんですね。

無我夢中だったけど、大切なことは伝えているだろうか。大きくなった子供達と接しながら、そんなことも思ったりします。



前回の帰省では、その『伝えること』と『続ける事』の大切さを地元のおばさんたちから感じました。


廃校になった私の母校(中学校)は、今は公民館として使用されています。その懐かしい校舎で、公民館まつりをやっているというので、20数年ぶりに覗いてきました。




ちょうど『草ぶえ会の人形劇』が始まるところだというので観てきました。

タイトルが『山の神』!!


ちょうど前々日11月7日が山の神さまのお祭りの日『山の講』だったからかな。

小さい頃から、よく『今日は山の講だから、ぼた餅を作らないと』という大人の話を聞いていました。映画wood jobにも同じような話がでていましたね。


草ぶえ会は、浜松市天竜区に残る話を、上阿多古地区の女性(70代の方が多いのかな…)がまとめ、人形劇にして伝える活動を30年以上(私が小学生のときにはあったから)されています。


狭い地域ですので、知っている方達が多いのですが、私も同じく、時の経過を感じました。
でも、劇の仕度をする方達の表情が素敵だった~キラキラしてるんですよ。



子供の頃、何気に目や耳にしていたものが、子育てをしながらよみがえってきたり、ヒントを頂いたりします。

草ぶえ会は、当時小学生だった子供をもつお母さん達が、ボランティアで始められたそうです。最初は地域に残る話をまとめるという夏休みの子供の課題がきっかけだったとか。


そこから、忙しい家事や育児、仕事、介護?の合間に時間を作って。




この地区には、龍や河童にまつわる話等、興味深い数多くの昔話が残っていますが、こういった活動をされてきた方達がいてくれたお陰でしょうね。



写真は『山の神』


衣装も全部、手作りなんて、すごいですよね。



子供達に何を伝えるのか、キラキラしたおばさん達からヒントと勇気をもらったような気がします。