孤高の猫《パピコ》との別れ。 | ツキネコ北海道 ブログ

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NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道の新しいブログです。




孤高な猫《パピコ》が逝った。

美しきシャムの血をひく猫




保護された時はまだ子猫だったけど、どうにもこうにも心を開いてくれる気配どころか
触ることもできない兄妹でした。


順化のプロ ボランティアの佳代子さんに
なんと1年間も預かることになった2匹
佳代子さんは触れるようになったものの、
ツキネコカフェに戻ってからはまた逆戻り。
ケージ管理も長くなり可哀想とのことで、フリーにしていました。

とにかく臆病で、臆病で、ひたすら臆病で
怖さゆえに威嚇しまくり、逃げ惑い
かと言って猫と仲良くなるわけでもなく、、、

兄弟の《ガツン》は少しづつ人間との距離を縮めていく中、パピコはいつも高いキャットウォークの上から降りてくることはなかなかありませんでした。

『ん?少し痩せてきたかな、、、」

ツキネコファンの皆さんは、インスタライブなどでどんな猫も応援してくれます。
パピコのことも気にかけてくれていました。

やはり時間が経つにつれてその痩せ方は尋常ではなく、いよいよ病院へ連れていくことに。
これはパピコに取って一番の苦痛です。

どうにか捕獲して検査。
やはり大きな病気にかかっていました。

悪性リンパ腫の末期.....
パピコの場合これはストレスに他ならないと思っています。
ちょうどたくさんの猫が保護されてきて
ストレスはマックスだったと思われます。

あと出来ることは、穏やかに過ごさせてあげることくらいでした。
《長屋》と呼ばれる保護猫部屋
こちらは人が苦手な猫でケアも難しい子達が過ごしています。



ギンちゃん、キョウレン、森水の3匹しかいないので、こちらに移動しました。
何か感じ合うのでしょうか。
すぐにパピコを受け入れてくれて、いつも通りの生活に。





















病院ではいつ亡くなってもおかしくないと言われましたが、パピコの生命力は強く
気がつけば3週間ほどが過ぎていきました。

最期の最期まで人間に媚びることのない猫でした。
人間の我儘で『せめて最後に撫でてあげよう』などと思って手を差し伸べた途端


凄い勢いで立ち上がりヨロヨロと逃げていきました。

どこのそんな力があるのかと思うくらいです。

その次の日
誰にも看取られず絶命していました。
パピコらしいね。


パピコ

あなたの猫生はどうだったかな?
楽しいことあったのかな。
保護されてよかったのかな?

いつも葛藤する瞬間です。
相談者や保護主からから『猫』を引き受けた瞬間に責任も悲しみも全て受け取らなければなりません。

実にこれが重いのです。
相談者にはなかなか伝わらない事実がそこにあります。

それでも私たちは歩みを止めるわけにはいきません。
沢山の人たちから期待と信頼と共に、多くの寄付を頂いているからです。

ひとつの悲しみを超えて、また前に進むしかありません。

孤高の猫 パピコ
ごめんね。
人間の勝手で翻弄される小さな命達。


最後にパピコとガツンとを1年間もの間、
順化預かりしてくださった
ボランティアの佳代子さんに心からの感謝をお伝えしたいと思います。
ありがとうございました!



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