緊急案件 そこには犬もいた。 | ツキネコ北海道 ブログ

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NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道のブログです。
イベント情報や保護猫レスキューなど日々の活動をブログで発信します。


嗚呼、

またか




数日前からある病院のソーシャルワーカーさんからレスキュー要請がありました。

 90代と超高齢

多分もうお家には帰れない


そこには2匹の猫が残されている


毎日の様に入る相談ですが、今回のソーシャルワーカーさんはSさんは

話し方はお仕事柄落ち着いていますが、

他の方とは違う感じがしました。

それはあたたかな温度感でした。


とにかく現場を見てみよう

待ち合わせると、包括支援センターの職員さんも

いらっしゃっていました。






そしてそこにいたのは美しいはずの2匹の猫。



長毛はいつからブラッシングされていないのか、

がっつりと被毛が皮膚に食い込んでいます。

物怖じもせず甘えてくる猫の姿が余計に痛々しいです。





やっぱり
ハエ取りリボン( ;´Д`)
昭和か‼︎


高齢者と、猫と、汚れきった部屋


『あのぅ〜』

申し訳なさそうにSさんが切り出しました。


『ツキネコさんは猫だけですよね?

犬もいるんですが、どこか保護できるところ

しりませんか?』


ええ〜〜‼︎


入院中の飼い主さんと、隣同志で仲良くしていた

おばぁちゃんが面倒みてるといいます。

すぐに隣の部屋を訪ねると、、、





小型犬がおばぁちゃんのベッドで寝ていました。



面倒みてるというか

おばぁちゃんこそ、面倒みてもらってる?


こりゃマズイでしょ?



一度仕切り直して方向性を検討していきます。

私は帰ってから下痢に😥

最近、身体がすぐ反応して解毒する感じになってきました。



生活保護者で、病院に入院では猫にかかる医療費などの費用は見込めません。

すぐに管理センターに連絡して今後の対策を相談して行きます。


さすがに犬は管理センターにお願いすることにしました。




今週からまたイベントが入っていたので、とにかくその前にどうにかしないと、、、、

Sさんと上手く連携が取れポンポンと話が進みます。

実はSさん、

犬も猫も好きでこの事例に胸を痛めていた様で、

その温度感が今回の早急なレスキューに繋がりました。


昨日、現場に向かいました。





ちょうど、おたる樽ねこのボランティア瀧さんが

来てくれていたので同行してもらいました。




キャリーバックを持参して、簡単に考えていた捕獲は意外と大変なことになりました。


キャリーバックを見た途端、豹変してしまい

奥の部屋に逃げ込んでしまったんです。

あまりに不衛生なのと、狭いのと

物で溢れすぎていて捕獲は思ったようにいきません。


しかも電気が止められているので、昼間でも真っ暗。

床も粗相だらけで、長い時間この場所には留まりたくない場所です。


どうしよう ガーンガーンガーン


そう思った途端現れたのが上階に住む男性

猫の世話に来ていた方でした。

天の助けおーっ!おーっ!おーっ!




流石に猫達も気を許してるのと、力があるので

1匹をサッとキャリーバックに押し込めてくれました。





残る1匹が重い介護ベッド残る下に入り込んでしまい大変でしたが、お兄さんのお陰でこちらもどうにか捕獲してもらえました。



わんこを預かっていたお隣さんに行き、様子をたみているとわんこが激しく咳のようなものをしていました。

これは尋常ではありません。


体調も悪いのかぐったりした感じ。

このままセンターに入っても治療はもちろんしてもらえません。

苦渋の決断で、とりあえずツキネコで保護することにしました。


カフェに戻ると、これまたタイミングよく

保護犬と暮らしているボランティアのカジさんが

いました。

今年はカレンダー制作にも参加してくれています。

わんこの様子をみて散歩に連れ出してくれました。




何年ぶりの散歩?

めちゃ足取りが軽やかです。


この後、すぐに

中馬動物病院さんへ行ってもらうことに


心臓や生殖器など、やはりかなり様々な病気が判明しました。




 夕方には、犬の美容室のピュアさんも

来てくれてアドバイスをもらいました。

ケアの難しい子や高齢の猫達の一時預かりなどを

精力的にボランティアしてもらっている

縁の下の力持ち

ツキネコの屋台骨を支えてくれるお一人です。

以前に多頭飼育崩壊案件でレスキューした

《モゥリー》を引き受けてくださいました。

こちらもネグレクとで酷い状態だった犬を手厚くケアしてくれたのです。



私は犬嫌いに思われていますが、

そうではありません。

性格的に犬の性質が苦手なんです。

人間に対して強い愛情を求めてくることや

躾けが必要なところが面倒なので

自分には向いていないと感じます。


保健所や管理センターにいる猫達をみるのは平気ですが、犬の目や仕草に耐え難いものを感じます。

全身全霊で、人を求めてくるからです。

『ここから出して、連れて帰って〜』

犬の保護まで手を出すと自分自身が身動き取れなくなるので、今は猫だけで手一杯です。




スタッフも犬、猫関係なく可愛がってくれます。



ボランティアさん達もたくさん増えて

わんこにも精通している方もいるので

1匹くらいはどうにかして預かりボランティアさんに繋げたいと思っています。


   



Sさんから感謝のお手紙が。。。
お気持ちしっかり受け止めました!


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