博多の柳橋連合市場視察レポート | シカティの築地日記

博多の柳橋連合市場視察レポート


7月9日10:00~13:00で


博多の台所である柳橋連合市場 を視察した。


そのレポートをします。



◆視察まとめ


柳橋連合市場では、理事長自らお話を伺うことができた。


理事長はとても情熱のある方でメラメラ


市場の発展に対して強力なリーダーシップを


発揮していることを感じた。


また近くにスーパーや商業施設ができてもそれに負けることなく、


品質・専門性にこだわることで、差別化を図っている。


自治体・議員の力を借りて、


上手に街づくりをしていることは大変参考になった。



◆会議録



その他、当日お伺いしたお話を以下に列挙します。



40店舗がある。


賦課金は、ゴミ処理料として、3千円から多いところで2万5千円程度。


事業費として平等に1店舗あたり1.9万円を徴収している。


広告宣伝費は使わないようにしており、


無料の取材にうまく取り上げられるように仕掛けている。


毎月第三木曜日に定例売出しを行っている。


買い物をすると、抽選券がもらえ、


抽選で300円や100円の金券が当たる仕組み。


多い魚屋では、500~800枚を配る。


1枚30円で最低40枚は各店に購入してもらう。


毎月平均3,860枚抽選券を発行している。


平成7年より11月の第一日曜日に「うまかもん祭り」を行っている。


生鮮三品、あら鍋・刺身・餅などを100円で振舞っている。


250万円の予算で行っている。イベントでの売上は、120万円。


昨年8月と今年の1月に不審火が発生したため、


防犯カメラを20台市場に設置した。防犯・安全対策に力を入れた。


市場内の下水工事を行う際に、同時にカラー舗装も行わせた。


まとめて行った方が税金が出やすい。


那珂川の上に屋台村・駐車場を作ろうと特区申請をしている。


政治家・役人・裏の世界と人脈を持っており、


物事を実現する上で、大変役に立っている。


近所にある、市がお金をかけて作った新しい商業施設は廃れてしまった。


お金がかかった箱物を作ると維持費がかかるので、よくない。


昭和50年には70以上の店舗があったので、だいぶお店は減った。


スーパーにない品質のものを売ることにこだわっている。


掛けの商売はせず、あくまで現金商売。大手ほど、掛け商売、


ボリュームディスカウントを要求するが、


倒産した場合に後で大損をするので要注意。