「アウトサイダー・アートの作家たち」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「アウトサイダー・アートの作家たち」
写真:大西 暢夫
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 編
角川学芸出版/2010.3.17/2400円



月灯りの舞

写真家 大西 暢夫はアウトサイダー・アート作家
たちを全国に訪ね、彼らの制作する姿や日常生活を
カメラに収めてきた。
50名に及ぶその記録の中から17名に焦点をあて
紹介するものである。
          <本書より>



ヘンリー・ダーガーのようなアウトサイダーな作家たち。


何か障害をもっていたり、施設、院内で暮らす人も多い。
彼らが作品に取りこむ集中力はとびぬけている。

一心不乱というより、作品に溶け込んでしまっている感じ。
その緻密さとこだわり、のめり込み度に圧倒される。



人と関わることを避け、孤独を選ぶ人たち。
そして、彼らが孤独の中から生みだす「作品」たち。


人間関係に疲れた時、人との関わりを拒絶したくなる。
執筆に没頭し、自分の妄想の中で生きてみたりもする。


でも、やっぱり 独りは寂しい。




アウトサイダー・アートの作家たち/写:大西 暢夫
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