「精神科医は腹の底で何を考えているか」 | 月灯りの舞

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自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記


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「精神科医は腹の底で何を考えているか」
春日 武彦 :著
幻冬舎 (幻冬舎新書)/2009.1.30/760円



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精神科医とはどんな人たちなんだろうか。
人の心を治療する医者だから、人の心の闇を知り
精神の歪みにも精通し、人格的にも高い成長を
遂げているはず。


だが本当はどうなのか。
テレビに出てくるあの人はあやしくないか。

臨床体験豊富で熟練の精神科医である著者が、
エクソシスト医師、無責任医師、赤ひげ医師、
新興宗教の教祖的医師、タレント医師、
世間知らず医師などなど累計100名を、
裏も表も建前も本音もすべてリアルに描き尽くす。
             <裏表紙より>


春日先生が実際に観て来たリアル精神科医たちを
徹底分析。


実例をあげ、シニカルに観察していて、
独自の毒をちりばめていて、笑える。


いや、真剣に患者のことを考えてはいるのだけど、
その対応がちょっとトンデモだったり、違う方向に
走ってたりすることもあるのだと。


患者の方も最近ではネットや書籍からの知識を仕入れ過ぎ、
医者に挑んでくるような人もいるようで、
患者と医師のやりとりというか、からみあいもあげていて、
興味深い。


実例として、


診察室で向き合っていて、カウンセリングか人生相談なのか
わからない話になってきて、

「もはや自分が一介の精神科医なのか人生の達人なのか
プチ神様なのか分からなくなっている医師」

とか、


患者に対しての表情で、
シリアスな時に場違いな笑みをもらしてしまい

「おまえの顔つきは不謹慎であると誤解されてしまう医師」とか


「頼もしさや親しみやすさを醸し出そうとして、
 しかし結果的には宝塚の出来損ないみたいな口調で
 喋っているだけの変な医師」




心の病というのは治療すればすぐに治るものではないだけに
一つの医師、一つの薬に固執し、妄信的になるのではなく、
自分にあった医師と薬をいろいろと試すのがいいのではないかと
思う。






精神科医は腹の底で何を考えているか (幻冬舎新書)/春日 武彦
¥798
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