『なるようになるさ』
<この曲を試聴する>(JASRAC作品コード:215-8074-0)

この記事は4773文字です。(読破予想時間:約11分21秒)
■概要
自分の体験や心のうちをそのまま曲にする事って、まず、ほとんどないのですが、この曲に関しては敢えてそうしました。
Aメロで自分の人生体験。
Bメロで心の内。
サビでメッセージ。
サビのメッセージは、自分の経験で得たものを、まだまだ夢一杯の子供から、大人まで幅広く伝わって欲しいと、子供でも分かる表現に重点をおいて書きました。
音楽を始めた頃の事を書いてるので、まるで作詞のセオリーやノウハウを無視してるかの様な、初心者の頃ってこんな書き方をしてたっけなあって記憶を辿って、わざとそういう初心者っぽい拙さのある詞にしてみました。
勿論、下手くそに作ったと言う意味ではありません。
そして歌詞に出てくる「初めて買ったギター」であるFG-250Dもレコーディングで実際に使われています。(FG-250Dを使用した曲はこの曲のみです)
そんな感じでいろいろ人に伝わらない自分だけのこだわりのある曲を、フォークレゲエ調でアレンジしました。
少し照れ臭さのある一曲です。
作詞・作曲・編曲:皆見つかさ
Vocal:皆見つかさ
E.Guitar:皆見つかさ
A.Guitar:皆見つかさ
Bass:皆見つかさ
Drums:皆見つかさ
◇なるようになるさ/皆見つかさ
(『せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。』)
聴いて良かったという方は、是非、動画のタイトル部分をクリックしてYouTubeへ移動して頂いてから、グッドボタンのクリックをお願い致します。(埋め込み動画内ではグッドボタンは表示されませんので)
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下記記事にもこの曲のリリース情報が掲載されてます。
■詳細
1)自分の体験をそのまま歌うと言うタブー
僕の中では、自分の経験や体験をそのまま歌詞にすると言うのは作詞のタブーの1つです。
ま、やり方にもよるとは思うのですが、僕が今まで見てきた体験をそのまま詞に書くタイプのミュージシャンが作った曲には、「自分はこんな悲しい思いをしたから聴いて!」「泣いて!」「この曲で感動して!」と押し付ける様な圧を感じる曲がほとんどでした。
押し付けがましい歌詞だとか自己顕示欲の塊の様な歌詞とも言えるかも知れません。
特に、アマチュアミュージシャンの場合は、ほぼ全員がそんな感じでしたね。
これを、音楽で考えると自分の姿が見えなくなるのでしょうけど、日常に置き換えて考えると分かり易い話です。
誰も、見知らぬおじさんの恋愛話や武勇伝を延々と聞かされたくはないですよね。
音楽だって同じです。
お金を払って見てるライブだったら「金返せ!」のレベルですし、タダで聴かされても「時間が勿体ない、時間を返せ!」って話です。
なので、歌詞を書く時は、やはり詩的な要素も必要になってくるし、言葉の響きも大切にしなくてはならないし、要は、鑑賞に耐えうる形にしなくてはいけないと思うのです。
しかし、アマチュアミュージシャンの場合、とにかく自分の体験を「聞いて!聞いて!聞いて!」って人があまりに多い。
それは、他の記事でも書きましたが、「ライブするから来て!来て!来て!」「CD作ったから買って!買って!買って!」とちょっとでも知ってる人を見れば、この攻撃が始まって、結果、ミュージシャンは、どんどん世間から避けられる存在になっていったと言う現状を作ってしまった事と共通しています。
2)タブーを犯す
しかし、この曲は、自分自身でそのタブーを犯しているとも受け取れる曲です。
歌詞の中に出てくる事は自分が体験した事や、体験から思った事、どう言う思いで音楽に取り組んできたのかなど、ほぼノンフィクションで語られています。
僕が中学を卒業してすぐに、ギターが欲しくてアルバイトを始めて、高校1年、つまり15才の夏に初めてギターを買った所から僕の音楽人生が始まったのは事実ですし。
1番2番3番と曲が進む毎に、僕の年齢も上がる構造になっていて、僕の音楽人生史になっています。
3)ソロだけに絞った再スタートの最初のアルバム『解放』
僕は、バンドとソロ活動の両方を長年やってきたのですが、バンドもやめて今までのソロ活動にも一旦区切りをつけて、ソロ1本で再スタートを切る事にした最初のプロジェクトがこの曲が収録されているこの『解放』と言うアルバムの制作に取り組む事でした。
色々あって、先にシングル『Stranger In X'mas Town』を出す事になりましたが。
そう言う意味では、ここまでの道のりを紹介した曲と言うのは、このアルバムに収録するのにふさわしい曲であるとも言えます。
4)自分だけで完結していない
そして、この曲はそのタブーを犯している様で、実はそうではありません。
基本的には、自分の体験をそのまま歌うべきではないと言うセオリーが自分の中にはあります。
それは、かなりの高確率で失敗作になるからです。
でも、成功するのが難しいと言うだけで、失敗しない場合だってあります。
失敗しない様にするには、作詞の作法を守ればいいのです。
他にも色々要素がありますので、それだけで絶対に成功するとは言えませんが、作法を守らなければ100%駄作になるのは確実です。
この曲が成功しているかどうかはさておき、この曲はある作法を守りながら、自分語りにが独りよがりにならない様に書かれています。
それは、自分を押し付けていないと言う事です。
「自分を分かって!分かって!分かって!」と言う意図はゼロであり、自分の通った道を紹介しつつ、その体験から得たものを、これから、自分の進む道を選ぼうと言う子供達と、その子達を見守る大人達に向けてのメッセージが、この歌詞の一番伝えたい部分であり核なのです。
自分の人生体験で得たものが誰かの役に立てばいいと言う思いで歌った曲なのです。
決っして、独りよがりの曲ではありません。
5)子供にも分かる様に
子供達へのメッセージでもあるので、サビの部分の歌詞とメロディーは、普通のポピュラーソングを聴く感覚で聴くと、少し拙くも聞こえる表現になっています。
それには、子供にも分かる様にと言う意図が含まれています。
6)大人達の矛盾
7)初心者的な曲作り
それと、これは僕の遊び心なのですが、僕が音楽を始めたばかりの頃の事からこの曲が始まる事が決まった時、それならいっそ、作詞・作曲のイロハが分からずに曲を作っていた頃の様な、拙い曲調には出来ないかと言う思いが浮かび上がったのです。
上手くはないけれど、一生懸命に弾く子供のピアノって新鮮で聴いていてもいいなって思えるじゃないですか。
詞も曲もそんな新鮮な拙さを出せないかと、自分の初心者の頃を思い出しながら書いたのがこの曲です。
だから、あまりヒネリはありません。
けっこうストレートな歌詞です。
メロディーに関しては、正直初心者感覚では書けませんでしたが、歌詞がメロディーに乗る時のピッタリ感のなさみたいなものは出てるのではないかなと思っています。
でも、完全な素人の失敗作としか聞こえない様では、意図する新鮮さや拙さは伝わりません。
なので、その為の工夫はしましたし、何度も何度も書き直しもしました。
つまり、わざと下手に作ったと言う意味ではありませんし、拙さを出しつつも下手な詞にする訳にはいかないと言う、寧ろ、より高度な技術にチャレンジしたと言えます。
失敗すると大きくコケるそんなおっかないチャレンジです。
言うなれば、「初心者的な」だとか「初心者風の曲作り」であって、「初心者の曲作り」をした訳ではないのです。
「素人っぽく聞こえるのに、よく聴くと何か違う様な、何だこの曲は?」とリスナーが感じてくれるであろうと思える所を落とし所として、そこを探りながら仕上げたのがこの曲です。
正直、上手くいったのかどうなのかは自分では分かりませんし、寧ろ、上手くいった手応えの様なものは、実は、何も感じ取れていません。(笑)
なので、冒頭の『■概要』の部分で「少し照れ臭さのある一曲」だと言ったのです。
どう受け取られるのか、最もハラハラドキドキしてた曲なので。
他に収録された12曲に関しては、この手のハラハラドキドキ感は全くありません。
と言うのも他の12曲に関しては、自分の曲作りの能力が低く見られるかもしれない様なややこしい作り方はしてませんので、堂々と出してます。
この曲は、変な遊び心やチャレンジ精神の様なものでこんな風に作って出してしまいましたが、今でも、それで良かったのかどうなのか結論は出ていません。(笑)
そして、ここまで詳しい曲作りの内情をバラしても良かったのかな?とも思っています。(笑)
もしかしたら、いつか、この事は秘密として、このブログから削除する日が来るかも知れません。
このエピソードをしっかり今記憶しておくと、皆見つかさと言うシンガーソングライターの知名度が上がったその時に「通」として、未来の皆見つかさファンに尊敬されるかも知れませんよ。(笑)
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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ミュージシャン、皆見つかさの世界が広がっています。o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
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