自己紹介
20歳年上彼女と僕について書いてあります
続きです
イキ終わった彼女が
ポツリポツリ
と驚くことを話してきました。
それは、最近、
体の調子があまり良くないということでした。
それにより、
20代の僕に自分を差し出すのがおこがましいと思えて仕方ないとのことでした。
『はっ？』
僕は
今更何を言ってるんだろうと驚きました。
−介護じゃないんだから、
不調の今の自分、
これから老いて行く自分を
若者である奏汰くんに献上するわけには
いかない−
それが
彼女の言い分であり、
最近僕との距離を何となく取っていた理由はそこにあったと話して来ました。
拍子抜けました。
桜子さんの言いたいことが
分からないでもないけど、
どんな女性と付き合っていても相手は年をとるし、
何なら女性の日とか
病気をするとか
体の調子、老化なんて
みんな平等に訪れるのに
それを理由か避けられていたことの方が
僕的にはキツイことであり、
何ならやめて欲しいと言いました。
僕は4月以降、
僕自身がのびしろが感じられないとか
子供すぎるとか
普通に冷めたとか
そういう理由で距離を置かれている？
と日々不安を抱いてました。
もう、フラれるのかな‥
そんな恐怖に苛まれることも
あったので、
これが理由なら
全く問題ないと伝えました。
僕に抱きついている桜子さんが
何となく
泣いている気がしました。
でも、僕は何も言わず
彼女を抱きしめたまま、少し彼女と横になりました。
普段は眠らない桜子さんが珍しく
10分ほどでしたが
軽く眠りました。
その寝顔を見ながら、
とても年上には見えない、
普通の女性だなと思いました。
桜子さんがいつ僕の元から消えても
おかしくない関係だからこそ、
僕は毎日、
今日が彼女と過ごす最後の日だと
思って、
1日1日を大切にしようと思いました。
こんな日が少しでも長く続きますように。
終
【彼女愛用のプラセンタ】
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