もうすぐクリスマスがやって来る。

子供達にとってはこころ浮かれる時期。
大人たちにとっては、特にキリスト教信者ではない、いち外国人の私にとってはこころ塞ぐ時期。
 
12月のカオスには何年いても慣れない私である。
 
イヴには肉を食べずに魚のみ、クリスマスにはその反動で肉一色、そしてストラッチャテッラと呼ばれる溶き卵とパルミジャーノのクリアスープを頂くことは何度か記載していた。
 
実は曜日毎にも食べ物の決まりがあったローマ。
 
その習慣が今でも強く残っているのが、木曜、金曜かもしれない。
ローマでは木曜にニョッキを頂く。
そして金曜は魚。
因みに土曜はトリッパ( 内臓煮込み )らしいが、木、金曜ほど強い名残りはない。
 
 
ニョッキは日本でも名が知れているのでご存知とは思うが、ジャガイモをマッシュポテトのような状態にしたものに小麦粉を混ぜ、小さな団子状にしたパスタである。
 
バジルの香りのシンプルなトマトソースで頂く。
もしくはひき肉をいれて。
 
これが一般的なニョッキ。
 
GNOCCHI ALLA ROMANA
ローマ風ニョッキ
 
では、ローマ風ニョッキとなると、、、
→alla romana はローマ風の意
 
似て全く非なるものとなる。
 
 
こちらにはジャガイモは使用しない。
使われているのは、
セモリナ粉、バター、牛乳、エメンタール、パルミジャーノ、卵などである。
 
私がニョッキとして習ったのは、こちらのローマ風であった。
そのせいもあり、ローマのレストランのニョッキは、てっきりこちらのタイプが出てくるものとばかり思っていた。
しかし実際に出てくるのは、ミニ団子状のものばかり。 
 
 
長くローマに住んでいるうちに、なんとなくその理由も解ってきた。
バターは北イタリアやフランスで頂くものであり、ローマの人々はあまり好まない。
そしてシンプルなトマトソースをこよなく愛するイタリア人たち。
 
因みにローマ風ニョッキを夫に見せたら、
 
”ナニコレ?ポレンタ?”
 
と全く違うものを想像していた。
 
そんな訳で、我が家のニョッキもローマにいながらローマ風ではなく、こちらを。笑
 

ちなみに我が家では、ニョッケッティと呼ばれる、普通サイズの半分の大きさのものを頂く。
食後の胃もたれ対策でもある。笑
 
< 余談 >
明日のクリスマスメニューでの料理教室に備えて、只今下準備中。
明日はこちらのドルチェを使用してあるものを作る予定。
お楽しみに♡
 

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