隣国で今日から始まったカンヌ国際映画祭。
たまたま知人がカンヌに足を運んでいるため、写真が送られて来ていた。




実は私はカンヌには行ったことがないのだが、近辺のサン・ポールとカーニュ・シュル・メールに行ったことがあった。
とはいえもう20年も前のこと。笑


あの時はパリから飛行機でアヴィニョンに飛び、リル・シュル・ラ・ソルグという可愛らしい町のオーヴェルジュに泊まり、それから列車で南仏に出向いていた。
もちろん旅の終わりはミラノだったけれど、、、
当時の写真が全て実家に置いてきてしまっているのが残念である。


ニースから車で15分のところに位置するサン・ポールは、”鷲の巣村”と呼ばれる城壁都市である。


丘の頂きにある村の周囲3キロは、高い塀でぐるりと囲まれている。
この城壁は、フランス国王フランソワ1世(1517−1547)が、サラセン人の侵入を防ぐために村全体を要塞化したものである。


迷路のように張り巡らされた石畳の坂道脇には、小洒落たレストランやお店、ギャラリーなどが。


そんな町の中に実は芸術家を虜にしたホテルがある。


La Colombe d'Or 
ラ・コロンブ・ドール


バーにピカソの肖像画が飾られている。
それもそのはず。
ピカソに限らず、ミロやマティスなどの名だたる芸術家が宿代の代わりとして彼らの作品を置いていったという。
なるほど、絵描きの母が泊まりたがった宿であった。






写真はすべてパブリック ドメインからお借りしているが、私たちが泊まった部屋は水色と黄色ベースの華やかな色彩の部屋で、もう少しロマンチックだった。
窓からは蔦の緑、階下にはレストランの白い椅子とテーブルが見え、朝から絵になったもの。
( 夏に日本に帰国したら、写真を探さないと!笑 )


そしてオーベルジュといわれるだけあって、お食事ももちろん最高級に楽しませてもらった。
懐かしい!
20年ぶりにまた行きたくなってしまった。(続)


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